Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

カロル・シマノフスキの交響曲第2番変ロ長調作品19を聴く

2014-11-07 06:31:02 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1882年生まれのポーランドの作曲家シマノフスキが、
1910年に作曲した交響曲第2番変ロ長調作品19である。
彼の略歴については以前述べたので省略する。
聴いたCDはカロル・ストリージャ指揮、
ポーランド国立カトヴィツェ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラート-グラチオーソは、
弦楽器と木管楽器によってスクリャービン風な神秘的で、
後期ロマン派的な旋律で始まる。
金管楽器も加わりながら盛り上がりもし、
陶酔したような音楽の高まりがみられる。
ヴァイオリン独奏の部分も効果的にところどころでみられる。
盛り上がりをみせたあと、最後は静かに終わる。

第二楽章アダージョは、主題と9つの変奏からなる。
弦楽器により奏でられるゆったりとした主題で始まり、
木管楽器も絡みながら、主題の変奏が展開されていく。
その中で軽快なスケルツォ的な部分をみせる部分や、
高揚していく部分、穏やかな部分が交互に出てくる。
ここでも独奏ヴァイオリンが効果的に使われる。
最後は弦楽器と木管楽器で静かに終わる。
第三楽章フーガは、力強く主題が奏でられて始まる。
そして、弦楽器の奏でる主題をもとにフーガが展開されていく。
木管楽器や金管楽器も絡みながら盛り上がりをみせたあと、
独奏ヴァイオリンの活躍する穏やかな部分が続いたかと思うと、
再び金管楽器も加わり盛り上がりをみせて、
オルガンも加わり、最後は力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする