Mars&Jupiter

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ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエルの交響曲第4番イ長調「ホルミア(ストックホルム)」を聴く

2017-08-27 09:31:46 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回からスウェーデンの作曲家の作品を取り上げる。
今回とりあげるのは1867年生まれのペッテション=ベリエルが、
1929年に作曲した交響曲第4番イ長調「ホルミア(ストックホルム)」である。
今回聴いたCDは、ミハイル・ユロフスキ指揮、
ノールショッピング交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、生き生きとした旋律で始まる。
北欧の牧歌的な自然を奏でているような明るく魅力的な第一主題である。
第二主題はやや叙情的な部分を感じさせる。
第一主題を中心に展開されていき、
金管楽器が鳴り響く中、明るい響きで終わる。
第二楽章アンダンテ・コン・モート-アレグロ・モルト-
テンポⅠは、低弦で旋律が奏でられて始まり、
それに金管楽器や木管楽器が絡んでいく。
明るく舞踏風な旋律が奏でられていき、
打楽器と金管楽器が華やかさを加えていく。
中間部の木管楽器の奏でる甘美な旋律がいい。
金管楽器がファンファーレ風に旋律を奏でたあと、
冒頭の舞踏風な旋律が弦楽器や木管楽器で奏でられ、
中間部の木管楽器による甘美な旋律も現れ、
ホルンの優しい響きの中で終わる。
第三楽章モデラートは、ホルンの吹奏で始まり、
混沌とした感じの中で、弦楽器も旋律をゆるやかに奏で、
やがて力強く躍動的な旋律が弦楽器などによって奏でられ、
木管楽器も絡み、打楽器も加わり徐々に盛り上がりをみせる。
ホルンの吹奏のあと、木管楽器がゆったりとした旋律を奏で、
牧歌的な感じが続いた後、再び躍動的な旋律が奏でられ、
やがて弦楽器が甘美な旋律を奏で、木管楽器が引き継いだあと、
再び躍動的な旋律が現れ、金管楽器が華々しく旋律を奏でていく。
最後は盛り上がりを見せた途中で突然終わる。
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