今回は1894年生まれのクロアチアの作曲家バラノヴィッチが、
1927年に作曲したバレエ組曲「リツィタル・サルツェ」に触れる。
今回聴いたCDはクレシミル・バラノヴィッチ指揮、
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏である。
バラノヴィッチはシベニクで生まれ、ザグレブでピアノとホルンを学び、
ウィーン国立音楽大学で1912年から1914年まで作曲を学んだ。
翌年からはザグレブ歌劇場の指揮者となり、
その後スロヴァキアでも指揮者としても活動したようだ。
そのあとはベオグラード中心に活動し、
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者も10年以上務めた。
バレエ組曲「リツィタル・サルツェ」は6つの曲から成っている。
リツィタル・サルツェとは北クロアチアにみられる
ジンジャー・ブレッドのことで、赤いハート形などしており、
クリスマスなどの飾り物などにもする伝統菓子のようである。
第1曲「定期市にて」は、明るく弾んだ旋律で始まる。
やがて金管楽器も加わり、華やかな感じになり、
打楽器も加わり、騒々しい感じで盛り上がる。
それが終わると静まり、新たな舞踏的な旋律になり、
徐々に荒々しい舞踏へと発展し、最初の主題も現れ、
二つの主題をもとに徐々に熱狂的な高揚感をみせていく。
にぎやかな定期市の様子を描いているのだろうか。
民謡風の旋律も現れ、エネルギッシュで色彩豊かな音楽である。
終わりの方はヴァイオリンが奏でる美しい旋律の後、
再び金管楽器も加わり、リズミックな旋律が繰り返され、
次の第2曲「男女が登場する」に切れ目なく続いていく。
この曲の最初は、ゆったりとした旋律で始まる。
ロマンティックな旋律が弦楽器により奏でられ、
切れ目なく次の第3曲「リツィタルが命を得る」に移る。
これもゆったりとした旋律であり、ワルツ風である。
第4曲「2つのリツィタル・サルツェのパ・ド・ドゥ」は、
金管楽器と打楽器により荒々しく勇ましく始まる。
舞踏的な感じで盛り上がって高揚したあと、
後半は夜を思わせるようなゆったりとした旋律になる。
第5曲「教会の外側」は、トランペットの旋律で始まる。
打楽器も加わり、盛り上がりをみせていく。
ヴァイオリン中心の歌うような旋律が奏でられ、
徐々に高揚する中で終曲にそのまま続く。
第6曲「祝賀会」は、金管楽器と弦楽器による速い旋律で、
お祭り騒ぎのように盛り上がっていき、終曲らしい。
最後は盛り上がったところで力強く終わる。
1927年に作曲したバレエ組曲「リツィタル・サルツェ」に触れる。
今回聴いたCDはクレシミル・バラノヴィッチ指揮、
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏である。
バラノヴィッチはシベニクで生まれ、ザグレブでピアノとホルンを学び、
ウィーン国立音楽大学で1912年から1914年まで作曲を学んだ。
翌年からはザグレブ歌劇場の指揮者となり、
その後スロヴァキアでも指揮者としても活動したようだ。
そのあとはベオグラード中心に活動し、
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者も10年以上務めた。
バレエ組曲「リツィタル・サルツェ」は6つの曲から成っている。
リツィタル・サルツェとは北クロアチアにみられる
ジンジャー・ブレッドのことで、赤いハート形などしており、
クリスマスなどの飾り物などにもする伝統菓子のようである。
第1曲「定期市にて」は、明るく弾んだ旋律で始まる。
やがて金管楽器も加わり、華やかな感じになり、
打楽器も加わり、騒々しい感じで盛り上がる。
それが終わると静まり、新たな舞踏的な旋律になり、
徐々に荒々しい舞踏へと発展し、最初の主題も現れ、
二つの主題をもとに徐々に熱狂的な高揚感をみせていく。
にぎやかな定期市の様子を描いているのだろうか。
民謡風の旋律も現れ、エネルギッシュで色彩豊かな音楽である。
終わりの方はヴァイオリンが奏でる美しい旋律の後、
再び金管楽器も加わり、リズミックな旋律が繰り返され、
次の第2曲「男女が登場する」に切れ目なく続いていく。
この曲の最初は、ゆったりとした旋律で始まる。
ロマンティックな旋律が弦楽器により奏でられ、
切れ目なく次の第3曲「リツィタルが命を得る」に移る。
これもゆったりとした旋律であり、ワルツ風である。
第4曲「2つのリツィタル・サルツェのパ・ド・ドゥ」は、
金管楽器と打楽器により荒々しく勇ましく始まる。
舞踏的な感じで盛り上がって高揚したあと、
後半は夜を思わせるようなゆったりとした旋律になる。
第5曲「教会の外側」は、トランペットの旋律で始まる。
打楽器も加わり、盛り上がりをみせていく。
ヴァイオリン中心の歌うような旋律が奏でられ、
徐々に高揚する中で終曲にそのまま続く。
第6曲「祝賀会」は、金管楽器と弦楽器による速い旋律で、
お祭り騒ぎのように盛り上がっていき、終曲らしい。
最後は盛り上がったところで力強く終わる。