Mars&Jupiter

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ミキス・テオドラキスの典礼第2番を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2011-07-04 06:26:13 | 古典~現代音楽バルカン地域編
おとといは二俣川から鶴ヶ峰まで歩き、
昨日は鶴ヶ峰から二俣川まで歩きました。
今回とりあげるのは、1925年生まれのテオドラキスの作品。
典礼第2番は、1882年に作曲された。
「戦争で殺された若いものたちへ」という副題が付いた作品で、
14曲の作品から成る作品である。
今回聴いたCDは、マルティン・フレーミヒ指揮、
ドレスデン聖十字架合唱団の演奏である。
歌詞はテオドラキスとリヴァディティスによるもので、
これをデリク・マンデルがドイツ語に訳している。
第1曲晩祷は、少年合唱から始まり、男声・女声合唱が加わる。
素朴であるが美しくせつない旋律が歌われる。
第2曲ケルビムの歌は、少年合唱により歌われる素朴な旋律に、
女声合唱が重なり、男声合唱が加わり、旋律が重なりあい展開される。
第3曲風の祈りは、全体でおだやかな祈りの歌が歌われる。
第4曲神聖なる町への賛歌は、男声合唱からはじまり、
少年合唱が加わり、旋律が幾つにも重なり合っていく。
第5曲アスファルトからの嘆きの太鼓は、哀愁漂う民謡風の旋律が、
重なり合いながら展開され、最後はユニゾンで終わる。
第6曲はギリシア正教風のおごそかな旋律が男声合唱で歌われたあと、
少年合唱が明るい旋律を歌っていき、男声合唱も加わっていく。
第7曲神聖なる音楽家のための聖歌は、クリスマスを思わせるような歌が、
男声合唱が歌う伴奏のように歌う音型にのり、少年合唱により歌われる。
第8曲アンネ・フランク-イーブラヒム-エミリアーノは、
ギリシア正教風の旋律が少年合唱により歌われ、印象的である。
第9曲ヨハネの黙示録の日は、哀愁漂う民謡風の旋律が歌われ、
印象的な歌がユニゾンで繰り返されていく。
第10曲聖なる母は、哀愁ある旋律が少年合唱中心に歌われていく。
第11曲アレルヤは、軽快で伴奏的な音型をリズミカルに刻み、
その上を民謡風の旋律が歌われていく。
第12曲トーテムの息子は、おだやかな感じの歌である。
第13曲グロリアは、男声合唱が繰り返すグロリアの歌に、
少年合唱が加わっていく壮大な感じの歌であるが、
ところどころにギリシア的な音階がみられる。
第14曲朝の祈り-愛の賛歌は、歩みを示すような音型を繰り返し、
その伴奏風の音型の上に旋律が歌われる。

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