Mars&Jupiter

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ミリイ・バラキレフの3つのロシアの歌の主題による序曲を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-04-11 05:50:23 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩く。
途中聴いたのは、1837年生まれのバラキレフの作品。
3つのロシアの歌の主題による序曲は1858年に作曲された。
聴いたCDはエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
最初弦楽器で第二主題にあたる旋律を変形した音型を奏でる。
そのあと、フルートにより第一主題が奏でられるが、
これは民謡「白樺はなぜ頭を垂れなかったか」から採られたもので、
弦楽器がそれを引き継いで、しばらく展開していく。
そして木管楽器が、第二主題を奏でていくが、
これは婚礼の歌「白樺は野に立てり」とよばれる旋律によるもののようで、
チャイコフスキーの交響曲第4番の終楽章で使われる有名な旋律である。
やがて木管楽器により第三主題が奏でられるが、
これは「ビーテル街道に沿って」とよばれる民謡の旋律のようで、
これはストラヴィンスキーがバレエ音楽「ペトルーシュカ」で使ったものである。
聴いたことのあるこの第二主題と第三主題が絡み合い、
時にはフーガ風の展開をしながら曲は盛り上がりをみせ、
そのあと第一主題が再び奏されて、最後静かに終わる。

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