ルイ・シュポーアのポプリ作品22を聴く

昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1784年ドイツ生まれのシュポーアが、
1807年に作曲したポプリ（混成曲）作品22である。
聴いたＣＤは、アティラ・ファルヴァイのヴァイオリン、
新ハイドン弦楽四重奏団の演奏によるもの。
ヴァイオリンがロシア民謡による旋律を歌うように奏でて始まる。
それを四重奏団が支える感じで、展開していく。
最初の旋律に続き、生き生きとした旋律が奏でられ、
その主題をもとに展開されたあと、ゆったりとした旋律が現れる。
そして、対照的に軽快な旋律が現れるが、
解説によるとこれらの旋律の中には、
モーツアルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」から、
「お手をどうぞ」の旋律も使われているようだ。
再び最初の主題が現れ、変奏曲風に展開されたあと、
他の旋律も再び現れて最後は穏やかに終わる。