横浜のオクトーバーフェスト、おごりのビール、そしてアリアーガの序曲「幸福な奴隷」

昨日は、ウォーキングを休みました。
天気は雨模様で、時折激しく降ることもあった。
こんな悪天候なら、人足が少ないかなと思い、
横浜の赤レンガ倉庫で29日から開催されている
友人と二人で「オクトーバーフェスト」に行ってみた。
空いているだろうという予測は、大はずれで、
テントの中には多くの人がいて、会場は満杯であった。
座る席もなく、仕方がないので立ったままビールを2杯、
ソーセージを２個食べて、雰囲気だけ味わう。
みんな十分に酔っていて、乾杯の掛け声にあわせ、
歓声を上げて盛り上がっており、来た時間が遅すぎたと反省する。

私の研究分野19世紀バイエルンの民衆による制裁行動
ハーバーフェルトトライベンでは、
おごりのビールというのがある。
制裁行動を行う前に集合場所で、
ビール工場などが提供するビール、
そしてソーセージなどを、食べてお腹を満たし、
きっと、乾杯をして、ビールを飲み、酔った勢いで、
制裁を加える人の場所まで出かけるのだろう。
さながら、その集合場所での風景は、
こんなオクトーバーフェストの雰囲気だったのかもしれない。

今回は、1806年スペイン生まれの
アリアーガの曲をとりあげる。
20歳にならないうちに没したため、作品自体は少ない。
作品の多くは古典的なスタイルを持ちながら、
ロマン的な要素を持つ作品を残している。
序曲「幸福な奴隷」という作品は、1820年の作品。
つまり14歳の時の作品ということだから驚きだ。
しかも歌劇だということで、その中の序曲だけが、
完全な形で残されているらしい。
シューベルトの作品を思わせるような曲で、
そんな若い頃の作品にもかかわらず、
なかなかの出来の作品なのである。