Mars&Jupiter

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モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」を聴きながら、二俣川から町田まで歩く

2008-01-03 10:24:17 | モーツアルトの作品
昨日は二俣川から町田駅まで歩きました。
16号線を北上し、246号線を横断し、町田街道に入り、
金森付近を通過すると町田駅まで少しの距離になる。
歩くこと2時間30分から40分でようやく駅に到着した。
長い時間歩くから、その時間にふさわしく歌劇を聴くことにした。
モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」は3時間近くかかる作品である。
今回聴いたのはシギスヴァルト・クイケン指揮、
ラ・プティット・バンドの演奏によるもの。

女性を誘惑したり、人殺しをするなど
社会的モラルから逸脱したジョン・ジョバンニへの復讐劇、
簡単にいってしまえばそんなあらすじなのだが、
モーツアルトの音楽のいろいろな要素が、
垣間見れる作品であり、アリアも印象深いものばかりだが、
ここでは、第2幕第11場の二重唱について触れておく。
ドン・ジョバンニとレポレッロによるものだが、
二人のところに騎士長の石像が訪れる場面だ。
不気味さを感じさせる石像が登場しても
ドン・ジョバンニはおびえたりすることはない。
夕食をご一緒したいという申し出を受ける。
彼の死が迫っているにもかかわらず、
レポレッロが怯えているのと対照的に、
彼は平然としているのだが、
ここがこの物語の転換点であろう。

「ドン・ジョバンニ」の中で使われている曲に
合唱曲として編曲された箇所があり、
中学生のときに合唱部で歌った記憶がある。
顧問はその原曲を知る必要があったのか、
「ドン・ジョバンニ」のレコードをわざわざ買っていた。
中学生の時にはこの「ドン・ジョバンニ」の
物語そのものに興味がなかったが、
改めて読むとすごい話である。
それだけ昔の時代よりも今の時代の方が
平凡な世の中であるということで、
逆に言えば、昔はこんなこと自体が、
あたりまえのものだったのかもしれない。

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