今回取り上げるのは1685年に生まれたバッハが、
1727年に作曲した教会カンタータ第82番「われは満ちたれり」BWV82である。
原題は“Ich habe genug”である。
今回聴いたCDはマックス・ヴァン・エグモンドのバリトン、
フランス・ブリュッヘン指揮、バロック・オーケストラの演奏である。
冒頭がオーボエと弦楽器の叙情的な旋律で始まるアリアで、
マリアの潔めの日(2月2日)のためのものとなっている。
自分の望みは喜びのうちにこの世から去ることであると最後歌う。
短いレチタティーヴォはこの世から去り、肉体から去り、
イエスと一体化したい願望が述べられる。
このあとは、再び弦楽器の序奏が入り、
「まどろめ、疲れた目よ」で始まるバリトンによるアリア独唱となり、
穏やかな心の状態が歌われ、短いレチタティーヴォは、
「わが神よ、その美しい今はいつ来るのでしょう」と語る。
最後のバリトンによるアリア独唱は、弦楽器の序奏に続き、
「私はわが死を喜び迎えよう」という内容で始まる。
その死が来ることですべての苦難から解放されると歌う。
オーボエなども絡みながら、物悲しさが伝わってくる。
1727年に作曲した教会カンタータ第82番「われは満ちたれり」BWV82である。
原題は“Ich habe genug”である。
今回聴いたCDはマックス・ヴァン・エグモンドのバリトン、
フランス・ブリュッヘン指揮、バロック・オーケストラの演奏である。
冒頭がオーボエと弦楽器の叙情的な旋律で始まるアリアで、
マリアの潔めの日(2月2日)のためのものとなっている。
自分の望みは喜びのうちにこの世から去ることであると最後歌う。
短いレチタティーヴォはこの世から去り、肉体から去り、
イエスと一体化したい願望が述べられる。
このあとは、再び弦楽器の序奏が入り、
「まどろめ、疲れた目よ」で始まるバリトンによるアリア独唱となり、
穏やかな心の状態が歌われ、短いレチタティーヴォは、
「わが神よ、その美しい今はいつ来るのでしょう」と語る。
最後のバリトンによるアリア独唱は、弦楽器の序奏に続き、
「私はわが死を喜び迎えよう」という内容で始まる。
その死が来ることですべての苦難から解放されると歌う。
オーボエなども絡みながら、物悲しさが伝わってくる。