Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドヴァルド・グリーグのユモレスク集 作品6を聴く

2023-07-18 06:13:21 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1865年に作曲されたユモレスク集 作品6を聴いた。
この作品はリカルド・ノールローク(ノルドローク)に捧げられている。
友人ノールローク(ノルドローク)は結核により23歳で夭折した。
グリーグと彼はコペンハーゲンで会い、意気投合したが、
あまりにも早い友人の死を知り、かなりのショックであっただろう。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏である。
第1曲「ワルツのテンポで」は、軽快な旋律で、
舞踏的でやや民謡風な部分も感じさせる。
それはノールロークからの影響なのだろうか。
第2曲「メヌエットのテンポで、そして力強く」は、
やや感傷的な旋律で始まるが、徐々に情熱的になるが、
明るく民謡風のもう一つの旋律と対照的である。
第3曲「アレグレット、優雅に」は、
やはり民謡風の旋律で軽やかに始まり、
それをかき消す別の一つの旋律と交互に繰り返される。
第4曲「アレグロ・アラ・ブルラ」は、
舞踏風でやや感傷的な旋律が力強く奏でられて始まる。
もう一つの明るい民謡風の旋律と交互に現れ、
盛り上がって高揚したところで最後終わる。
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エドヴァルド・グリーグのノルウェーの旋律 EG.108の第1番から第63番までを聴く

2023-07-17 15:50:09 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1874年から1875年に作曲されたノルウェーの旋律 EG.108より、
1枚のCDの中におさめられている第1番から第63番までを聴いた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏である。
他曲にあわせクラヴィコード、オルガン、ハルモニウムなど弾き分けている。
すべての曲をあげていくときりがなくなるので、
印象に残ったものについてだけをここでは触れていく。
第1番や第2番や第63番は国民や国会の歌などで堂々とした感じだ。
どれも曲としては短いが楽しいはずんだ曲もあれば、感傷的な曲もある。
第10番、第22番、第37番、第45番、第46番、
第50番から第52番は民謡的旋律で、明るく弾んだ曲。
第55番、第63番、第25番、第34番、第36番は、
それとは対照的で感傷的な旋律の曲である。
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エドヴァルド・グリーグの民族生活の状況 作品19を聴く

2023-07-16 16:18:56 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1869年から1871年に作曲された民族生活の状況 作品19を取り上げる。
民俗生活の情景という題もあり、こちらの方が訳としてはいい気がする。
副題はピアノのためのユモレスクである。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏である。
第1曲「山の歌」は、軽快で力強く流れるような旋律で、
繰り返すうちに徐々に盛り上がっていく。
中間部は田園風景を思わせるような抒情的な旋律で、
その舞踏的な旋律は繰り返すうちにやはり熱を帯びていく。
冒頭の旋律も再び現れ、繰り返され盛り上がって終わる。
第2曲「婚礼の行列」は、ビチャーム盤の「ペール・ギュント」の
第1曲に編曲されて出てくる曲でなじみがある。
婚礼を思わせるような明るく楽しい曲である。
管弦楽版でなくともこのピアノ独奏で十分に楽しめる。
第3曲「謝肉祭より」は、陽気さとともに、
ややメランコリックな感じもある曲である。
途中で「婚礼の行列」の旋律も現れながら、
ドラマティックに盛り上がりをみせて最後力強く終わる。
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エドヴァルド・グリーグのピアノ・ソナタホ短調作品7を聴く

2023-07-15 12:49:23 | エドヴァルド・グリーグの作品
本日からは1843年ノルウェー生まれの作曲家で、
エドヴァルド・グリーグの作品に触れていきます。
今回は1865年に作曲されたピアノ・ソナタホ短調作品7を取り上げる。
今回聴いたCDはグレン・グールドによるピアノ演奏である。
彼の母はグリーグの親類であったようである。
第一楽章アレグロ・モデラートは、ソナタ形式で書かれ、
重々しく悲しい第一主題で始まり、第二主題は対照的に軽やかである。
主題は流れるように展開されたあと、それぞれの主題が、
ドラマティックに再現されて最後は第一主題の悲劇的な感じで終わる。
第二楽章アンダンテ・モルトは、自由な変奏曲形式で書かれている。
ゆったりとした旋律で始まり、舞踏的な旋律も現れるが、
そのあたりから北欧的なところを少し感じさせる。
ロマンティックで味わいのある楽章である。
第三楽章アラ・メヌエット、マ・ポコ・ピウ・レントは三部形式で書かれ、
冒頭の旋律は沈み込んだ感じから感情あふれる激しさへと移っていく。
中間部は対照的に明るく牧歌的である。
再び冒頭の沈み込んだ感じから感情あふれる激しさ
第四楽章モルト・アレグロは、ソナタ形式で書かれ、序奏に続き、
軽快で力強い旋律と北欧的なのどかな旋律が交互に奏でられる。
それが繰り返されて最後は盛り上がったところで終わる。
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ヨハン・スヴェンセンのアンダンテ・フュネーブルを聴く

2023-07-12 06:14:11 | 古典~現代音楽ノルウェー編
本日は1840年生まれのヨハン・スヴェンセンの作品で、
1895年に作曲されたアンダンテ・フュネーブルを取り上げる。
今回でヨハン・スヴェンセンの作品紹介は終わりにします。
今回聴いたCDはテリェ・ミッケルセン指揮、
ラトヴィア国立交響楽団の演奏である。
弦楽器中心に重々しい感じで始まり、
木管楽器がそれに絡んでいく。
哀しいアンダンテという意味だから、
悲痛な感じが最後まで続き、
それを慰めるように木管楽器が絡み、
高揚したあと、最後は静かに穏やかに終わる。
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