Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

エドヴァルド・グリーグの叙情小品集第3集作品43を聴く

2023-07-23 22:17:52 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1886年に作曲された叙情小品集第3集作品43を聴いた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏。
軽快で自由に羽を広げ飛んでいく蝶を描写した「蝶々」、
感傷的で行く当てのない感じを漂わせる「孤独なさすらい人」、
懐かしさと心安らげる感じを醸し出している「故郷にて」、
素早く羽ばたいていく小鳥を描写した「小鳥」、
優しさがあふれ情熱的に盛り上がる「愛の歌」、
明るい春の日差しとその喜びに満ち溢れる「春に寄す」、
といったようにこの作品は6曲で構成されている。
それぞれの作品のところどころに北欧的な部分を感じさせる。
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エドヴァルド・グリーグの4つの小品 作品1を聴く

2023-07-22 09:04:43 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1861年から1863年に作曲された4つの小品 作品1を聴いた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏。
第1曲アレグロ・コン・レジェレッツァは、
感情あふれるようなシューマンを思わせる旋律で始まる。
流れるように進行し、あっという間に終わる曲である。
第2曲ノン・アレグロ・エ・モルト・エスプレッシーヴォも、
ショパンを思わせるような感傷的な旋律が、
流れるようなテンポで奏でられていく。
中間が舞曲風の旋律が軽やかに奏でられる。
再び最初の旋律に戻り、最後は静かに終わる。
第3曲マズルカ・コン・グラツィアは、
マズルカによる舞曲風の旋律が奏でられ、
ショパンを思わせるが、それだけとは思わせない、
彼自身の個性を感じさせるところがある。
第4曲アレグレット・コン・モルトは、
やはりショパンを感じさせる音楽である。
しかし、ショパンであればこうはならない音楽の展開には、
彼の個性が強烈に現れている気がする。
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エドヴァルド・グリーグのアジタート EG.106を聴く

2023-07-21 06:27:15 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1865年に作曲されたアジタート EG.106を聴いた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏。
この作品は作曲者自身が出版しなかったようである。
流れる旋律はショパンのピアノ作品を思わせるのだが、
その中に北欧的な要素が少しだけ垣間見せる小品である。
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エドヴァルド・グリーグの2つのノルウェー民謡による即興曲作品29を聴く

2023-07-20 05:17:00 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1878年に作曲された2つのノルウェー民謡による即興曲作品29を聴いた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏。
この作品はL.M.リンデマンの「古い、また新しいノルウェーの山の
メロディ」の中の旋律を使っているようである。
1曲目は悲しみに満ちた舞曲風の曲である。
2曲目は明るく穏やかな旋律で始まるが、
中間部は非常に速く、流れるような旋律になる。
そのあと再び冒頭の旋律が現れ、最後穏やかに終わる。
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エドヴァルド・グリーグのノルドロークのための葬送行進曲 EG.107を聴く

2023-07-19 06:20:09 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
ノルドロークのための葬送行進曲 EG.107を聴いた。
この作品もノールローク(ノルドローク)の、
死をきっかけに1866年に作曲されている。
今回聴いたCDのピアノ編曲版の演奏は
アイナル・ステーン=ノックレゲルグによる。
重々しい足取りを示すかのような3音で始まり、
それに旋律が絡んでいき、徐々に感情が激しくなる。
一瞬は明るい牧歌的な旋律になるが、
再び冒頭の重々しい行進曲風の音楽になって、
そのあと激しい感情の高まりがみられ、最後静かに終わる。
この作品の管弦楽への編曲は、1878年に行われ、
その管弦曲版のCDはネーメ・ヤルヴィ指揮、
エーテボリ交響楽団の演奏で聴くことができる。
最初の3音は木管楽器と金管楽器で奏でていく。
そして金管楽器が旋律を奏でていき、
打楽器とともに盛り上がり悲しみを増していく。
そのあとの牧歌的な感じは木管楽器中心に示され、
ホルンの音などにより音楽は再び行進曲風になり、
冒頭の旋律が奏でられ、悲しい感じになり、最後静かに終わる。
管弦楽版の方が、表情豊かな印象を受ける。
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