大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

小川未明 赤い蝋燭と人魚 朗読とリコーダーの夜

2017-04-15 00:08:09 | イベント


信州にも春がやってきまして、上田や高遠、松本では桜も咲き始めました。
大麦のまわりでは、早い種類のヒガンザクラ系ももうすぐなくらいぷっくりとつぼみを膨らませています。

そうなると、もう気持ちも本番になってきました!
いろいろとイベントの声も聞こえてきます。
岡谷街歩き古本市や、5月13日にはスワいち 富士見(大麦も出店します)、明日はかんてんぐらでパンちゃんたちがなんだか面白いライブイベントをやるとか〜〜


大麦さんでも、3回目となる岡埜葡萄さんと武藤哲也さんの朗読とリコーダーナイトが5月28日に!

今回、葡萄さんがメインに読んでくださるのは「赤い蝋燭と人魚」。

子供のころに読んだことある方も多いことでしょう。
こむぎやMさんも、この作品には思い出があります。
こむぎの家にもハードカバーの絵本がありまして。
何回も読んだものです。
子供部屋のとなりの、日当たりの良いサンルームで読んでいるにもかかわらず、とてもとても冷たい海に沈んでしまうような感覚がそのつどありました。
人魚の哀しさが冷たい海に連れて行ったのでしょう。
児童文学って、ワクワクしたり楽しいものが多いイメージですが、これはなんともせつなくかなしい読後感。
こんな作品を書いた、小川未明とはどんな方だったのでしょう(こむぎは作風から女流作家だとなぜか思い込んでいまして、男性だったと知って衝撃。
しかも、江戸川乱歩にも似ている気がします、、、)。
そして大人になった今読むと、他の事情がからんでいて、子供のころとはまた違う読後感が、ありますね。

葡萄さんの声でそんな作品を聴いてみてください。
このお話を知らない方は、きっと人魚の哀しさがわかるでしょう。
知っている方は、また違う感情が生まれることと思います。

哲也さんのリコーダーは、朗読に合わせて曲を演奏してくださいます。
お二人の作る臨場感は、作品をより深いものにしてくださいますよ。


そして今回は、葡萄さんの愛する中原中也とコクトーの詩も朗読してくださいます。
中也と言えば、

よごれっちまったかなしみに
か、
ゆやーんゆよーんゆやゆよん
くらいしか知らないのですが、

アノ黒いつば広帽に光った寂しそうな眼の写真がなんとも特徴的ですね。




朗読とリコーダーの夜
小川未明 「赤い蝋燭と人魚」

中原中也 ジャン・コクトーの詩と共に

2017年5月28日(日)
17:30 開場 19:00開演
チャージ 2000円(+1ドリンク)


もちろん17:30からお食事もできます。
駐車場は、大麦小麦駐車場以外にもご用意する予定です。

盛りだくさんな夜になりそうです。
ご予約、お問い合わせは大麦小麦でも承ります。
0266737539までお電話くださいませ!




4/14(金)〜19(水)までのランチメニュー

✳︎チキンロースト 新玉ねぎとタラゴンのソース

✳︎ポークとベーコン、新ごぼうのラグーパスタ

✳︎豆マメまめカレー

✳︎オニオングラタンスーププレート

✳︎スコーンセット




チキンローストやポークソテーなんかは、味付けを季節で変えることが楽しみです。
例のごとく、シンプルですがね。

今年も新玉ねぎの甘〜いソースが嬉しいです!
タラゴンをポイントで!

パスタは、柔らかい新ごぼうを煮込みソースで。
土臭さがある意味新鮮です!




カレーのお豆は、金時豆(キドニー)、とら豆、皮なしオレンジのレンズ豆、緑豆(ムング)を、バターなど使わず、干し椎茸とともに柔らかく煮込みました。
ベジさんOKです!あ、はちみつと黒糖は入っています。
しみじみ地味滋味ですよ〜




〈諏訪ふぁんくらぶっのコーナー〉

こむぎは体が疲れてだるいとウォーキングをします。
山に登ることもありますが、
玉川在住なので、何回もご紹介している小泉山や多留姫の滝、粟沢観音さんやら穴山、山田の山の神なんかがコース。
時間がない時、あまりたくさん歩きたくないときは、長円寺さんあたりまで。
ただぶらぶら歩いていても余計疲れるので、目的地を決めてウォーキングします(たまにゆーっくり走る)が、最近は目的地がお寺や神社でして 笑
参拝することで、なにかスッキリといたしますこのお年頃なのです 笑

少し前何回もお邪魔している長円寺さんの本堂や庫裏に、興味深いものを見つけました。





諏訪梶と武田菱です!
正確に言うと、左の丸印に諏訪大社上社の神紋は、諏訪藩の家紋だそうで、諏訪地方のお寺にはこちらがもれなく付いていることが多いです。



こちらは茅野上原の頼岳寺。
瓦に諏訪梶。



こちらは諏訪市四賀の仏法紹隆寺。
こちらの普賢堂には諏訪大明神の本地仏の普賢菩薩さんが安置されています。

諏訪地方のお寺は、諏訪大社や諏訪藩と密接な関係があったようで、お寺の建築にも歴史が刻まれているのを感じてますね〜

長円寺さんには、諏訪梶だけでなくビシビシっと武田菱も!
確かに、諏訪は信玄との争いで負けて取られてしまったり、勝頼を産んだお方が諏訪の出だった歴史があり、武田は諏訪にとっても切っても切れない〜
こちらは初詣に行った際に、ご住職に聞いてみました。
なんでも、信玄の何代かあとの係累にあたるお坊さんが諏訪藩の領主から境内地をいただいて長円寺さんを開山したとのこと。
なーるほどおー
諏訪藩の時代は、新田開発が盛んに行われていて、たくさんの村ができました。
産土神社も数多く勧請したし、お寺も必要だったのでしょうねえ

こむぎは昨年、武田の足跡を巡るプチ旅in甲府をしたので、なんだか興味深かったでしたー。

そんなこともあり、このへんのお寺にゆくと、何かしらの手がかりとなるマークみたいなものを探すのがマイブームになっているこむぎです。




長円寺さんといえば、百体の石仏さんが有名ですが、山門から並んでらっしゃる空海上人や可愛らしい不動明王も見どころです!



(今夜は陶芸家のY子さんと、山伏の話をしました〜。結構山岳信仰に興味ある女子がいるものだ!こむぎ)



コメント
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