<読んだ本 2020年4月と5月>
浜松の駅前で、歩いている前方の一角に人だかりがあった。
静止した彫像のようにみえる。かなり凝っている。きっと、足元の容器にお金を投げ入れれば動きが始まる。ヨーロッパなどではよく見かけるという、大道芸のスタチュー(彫像芸)というパフォーマンスなのだろう。人だかりの最前列にいる子どもたちが興味津津で目を丸くしていた。
浜松駅の周りを果てしなく歩きまわっているのは、昼メシが食べたかったのと一服したかったからだ。2020年4月1日より受動喫煙防止のため原則として屋内禁煙となったため、居酒屋もダメ、ロイヤルホストも喫煙室の使用を禁止など適当な店がみつからない。
煙草吸えるラーメン屋をようやく見つけて、券売機で、まずは味噌ラーメンとついでに焼酎の水割りの券を買った。
喫煙可能というだけで手を打った店だから、味に文句はいえない。水割りの券の追加購入も面倒だし、煙草を吸わない若い女性二人が近い席にいるため一本だけで店を出た。
ぐるぐる歩き廻ったときに可能性がある喫茶店を一軒思いだしたせいもあった。
喫茶店「Room 112」に入ると、全席に灰皿が置かれていた。アイスコーヒーを頼み、一服する。
昨日入った豊橋駅西口の喫茶店では、煙草が吸えるのだが<3本まで>という冗談みたいな「本数制限」を経験したのである。
この母娘が切り盛りしている喫茶店の壁やらメニューをみても、そんな制限も一切見当たらない。
なんとも嬉しくなって、レアチーズケーキと珈琲セットも追加してしまう。もう二、三本吸いたい。なにしろ浜松から戸塚まで、熱海で乗換一回の最短でも各駅電車では約四時間掛かるのだ。
赤坂「しろたえ」までいかないが、濃厚だがソフトで上品な味わい。店に好意を持ってしまったせいもありとても美味しかった。豊橋は本数制限で印象を悪くしたが、浜松はこの店のお陰で印象は下がらなかった。
さて4月・5月に読んだ本ですが、理由あっての6冊、年間累計で26冊でした。
新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策のため、臨時休館4月11日から5月6日、さらに5月31日まで延長。つまり本の供給停止。お陰で図書館読みの読書好きにはたまらなく辛い二カ月となってしまった。
1. ○八州探訪 新・古着屋総兵衛十一 佐伯泰英 新潮文庫
2. ○死の舞い 新・古着屋総兵衛十二 佐伯泰英 新潮文庫
3. ○夜明けまで眠らない 大沢在昌 FUTABA NOVELS
4. △帰去来 大沢在昌 朝日新聞出版
5. ○愚か者死すべし 原寮 早川書房
6. ○新青春の門 第9部 漂流篇 五木寛之 講談社
「帰去来」は久しぶりに途中で投げてしまった本だが、休館になるのがわかっているのなら返却せねばよかった。
「新青春の門」はブックカバーに収まらないほどぶ厚い本で、薄いハードカバー二冊分くらいの分量があった。それでも半分を超すと読むスピードが自然に上がってしまい、次の本のストックもないからゆっくり目に調整するのにドエライ苦労した。
原寮著「愚か者死すべし」で、なんとなく眼が止まってしまった文章があった。
『楽しい時間は長くつづかないということを知るのが人生の第一歩だが、苦しい時間も同じだということは
人生の終わりが近づいても知るのがむずかしかった。』
楽しい時間は長くつづいてほしい。そして「図書館休館」などは一刻も早く再開してほしいと切に願っていたら、5月25日ついに神奈川県も緊急事態解除となり、5月27日から図書館一部再開、ネット予約して用意できた本を受取れることになった。大阪と東京の知事を意識したのかどうか判らぬが、まさかの全面解除に打って出たのには神奈川県民誰もが、驚き桃の木山椒の木だった。今日現在、未だ給付金申請書が届かないというのに・・・。
なにはともあれ、わたしもとりあえず2冊ゲットしてまずはひと安心である。
→「読んだ本 2020年3月」の記事はこちら
→「赤坂しろたえのレアチーズケーキ」の記事はこちら
浜松の駅前で、歩いている前方の一角に人だかりがあった。
静止した彫像のようにみえる。かなり凝っている。きっと、足元の容器にお金を投げ入れれば動きが始まる。ヨーロッパなどではよく見かけるという、大道芸のスタチュー(彫像芸)というパフォーマンスなのだろう。人だかりの最前列にいる子どもたちが興味津津で目を丸くしていた。
浜松駅の周りを果てしなく歩きまわっているのは、昼メシが食べたかったのと一服したかったからだ。2020年4月1日より受動喫煙防止のため原則として屋内禁煙となったため、居酒屋もダメ、ロイヤルホストも喫煙室の使用を禁止など適当な店がみつからない。
煙草吸えるラーメン屋をようやく見つけて、券売機で、まずは味噌ラーメンとついでに焼酎の水割りの券を買った。
喫煙可能というだけで手を打った店だから、味に文句はいえない。水割りの券の追加購入も面倒だし、煙草を吸わない若い女性二人が近い席にいるため一本だけで店を出た。
ぐるぐる歩き廻ったときに可能性がある喫茶店を一軒思いだしたせいもあった。
喫茶店「Room 112」に入ると、全席に灰皿が置かれていた。アイスコーヒーを頼み、一服する。
昨日入った豊橋駅西口の喫茶店では、煙草が吸えるのだが<3本まで>という冗談みたいな「本数制限」を経験したのである。
この母娘が切り盛りしている喫茶店の壁やらメニューをみても、そんな制限も一切見当たらない。
なんとも嬉しくなって、レアチーズケーキと珈琲セットも追加してしまう。もう二、三本吸いたい。なにしろ浜松から戸塚まで、熱海で乗換一回の最短でも各駅電車では約四時間掛かるのだ。
赤坂「しろたえ」までいかないが、濃厚だがソフトで上品な味わい。店に好意を持ってしまったせいもありとても美味しかった。豊橋は本数制限で印象を悪くしたが、浜松はこの店のお陰で印象は下がらなかった。
さて4月・5月に読んだ本ですが、理由あっての6冊、年間累計で26冊でした。
新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策のため、臨時休館4月11日から5月6日、さらに5月31日まで延長。つまり本の供給停止。お陰で図書館読みの読書好きにはたまらなく辛い二カ月となってしまった。
1. ○八州探訪 新・古着屋総兵衛十一 佐伯泰英 新潮文庫
2. ○死の舞い 新・古着屋総兵衛十二 佐伯泰英 新潮文庫
3. ○夜明けまで眠らない 大沢在昌 FUTABA NOVELS
4. △帰去来 大沢在昌 朝日新聞出版
5. ○愚か者死すべし 原寮 早川書房
6. ○新青春の門 第9部 漂流篇 五木寛之 講談社
「帰去来」は久しぶりに途中で投げてしまった本だが、休館になるのがわかっているのなら返却せねばよかった。
「新青春の門」はブックカバーに収まらないほどぶ厚い本で、薄いハードカバー二冊分くらいの分量があった。それでも半分を超すと読むスピードが自然に上がってしまい、次の本のストックもないからゆっくり目に調整するのにドエライ苦労した。
原寮著「愚か者死すべし」で、なんとなく眼が止まってしまった文章があった。
『楽しい時間は長くつづかないということを知るのが人生の第一歩だが、苦しい時間も同じだということは
人生の終わりが近づいても知るのがむずかしかった。』
楽しい時間は長くつづいてほしい。そして「図書館休館」などは一刻も早く再開してほしいと切に願っていたら、5月25日ついに神奈川県も緊急事態解除となり、5月27日から図書館一部再開、ネット予約して用意できた本を受取れることになった。大阪と東京の知事を意識したのかどうか判らぬが、まさかの全面解除に打って出たのには神奈川県民誰もが、驚き桃の木山椒の木だった。今日現在、未だ給付金申請書が届かないというのに・・・。
なにはともあれ、わたしもとりあえず2冊ゲットしてまずはひと安心である。
→「読んだ本 2020年3月」の記事はこちら
→「赤坂しろたえのレアチーズケーキ」の記事はこちら
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