<白銀すぎる湯沢中央公園>
送迎のマイクロバスに送られて駅で降ろしてもらったが、雪国の宿高半が一般的なチェックアウト時間の十時だったため、帰りの新幹線までに無聊の時間が三時間ほど生まれてしまった。
ぽんしゅ館はまだ朝早いので具合が悪いし、もうすこし雪が少なければロープウェイで「アルプの里」で暇をつぶせるのだが、しょうがないのであまり行ったことのない東口界隈に行ってみることにした。
駅のすぐ近くにある、「湊屋藤助」とか「上善水如」の銘柄で知られる「白瀧酒造」まで歩いた。どちらもわたしの好きな酒である。工場見学やショールームとかで試飲ができると聞いたことがある。
工場の正面まで廻ってみたが、土曜日曜はやってないらしい。
残念である。さて、どうしょうか。
駅を通り抜ける途中で見たポスターを思いだした。鮮やかな赤い橋のある公園、たしか湯沢中央公園と書いてあった。赤い橋といえば飛騨高山の中橋、松島の福浦橋を思いだしてしまう。
煙草を買ったついでに、公園の所在地を教えてもらう。歩いて二十分くらいだそうで、ちょうどいい。
教えてもらった方角を目指して歩きだす。なに、途中で誰かに二、三度訊けば辿りつくだろう。
さすがに雪国、白銀の世界である。車道と歩道はきれいに雪が取り除かれているのだが、両脇に積み上げられた雪の高さは二、三メートルはある。
いったん国道に出てから群馬方面に適当な距離を歩き、左に折れた。
「ここが、中央公園だ・・・」
うず高く積もった大量の雪で閉ざされて公園に入ることはできない。
背伸びして雪の塀越しに、みると赤い橋らしきものが見えた。橋も雪をぎっしり載せている。
もしかしたら裏のほうからなら入れるかもしれないと、思い切り迂回して関越道を潜り、公園の裏のほうにいってみる。
関越道の高架から雪解け水が滴るなかをふたたび潜って公園に入っていく。
雪解け水が川のように歩道を流れているが歩けない深さではない。
しかし、途中に倒木があって流水が堰きとめられて深すぎて進めなかったので、また季節が変わってから再訪することにして、ここで断念した。
駅に戻る途中の食堂のショーケースで、とろろ昆布そばを発見して懐かしくなって店に飛び込み注文した。子どものころ、とろろ昆布は好物であったのだが最近食べさせてくれるところは滅多にないのだ。
帰りの新幹線に乗り込むと、新潟旅の締めくくりに、駅で買った「小爆弾おにぎり(鮭)」を肴に「八海山」を呑み始めた。
爆弾おにぎりは一合(茶碗三杯分くらい)の魚沼産コシヒカリのご飯でにぎるが、その半分が小爆弾である。
周りの客が横目でちらちら見ていたが、なあに格好はちょいと悪いが本人が好きなもので呑めばそれでいいのである。
→「雪國の宿(1)」の記事はこちら
→「雪國の宿(2)」の記事はこちら
送迎のマイクロバスに送られて駅で降ろしてもらったが、雪国の宿高半が一般的なチェックアウト時間の十時だったため、帰りの新幹線までに無聊の時間が三時間ほど生まれてしまった。
ぽんしゅ館はまだ朝早いので具合が悪いし、もうすこし雪が少なければロープウェイで「アルプの里」で暇をつぶせるのだが、しょうがないのであまり行ったことのない東口界隈に行ってみることにした。
駅のすぐ近くにある、「湊屋藤助」とか「上善水如」の銘柄で知られる「白瀧酒造」まで歩いた。どちらもわたしの好きな酒である。工場見学やショールームとかで試飲ができると聞いたことがある。
工場の正面まで廻ってみたが、土曜日曜はやってないらしい。
残念である。さて、どうしょうか。
駅を通り抜ける途中で見たポスターを思いだした。鮮やかな赤い橋のある公園、たしか湯沢中央公園と書いてあった。赤い橋といえば飛騨高山の中橋、松島の福浦橋を思いだしてしまう。
煙草を買ったついでに、公園の所在地を教えてもらう。歩いて二十分くらいだそうで、ちょうどいい。
教えてもらった方角を目指して歩きだす。なに、途中で誰かに二、三度訊けば辿りつくだろう。
さすがに雪国、白銀の世界である。車道と歩道はきれいに雪が取り除かれているのだが、両脇に積み上げられた雪の高さは二、三メートルはある。
いったん国道に出てから群馬方面に適当な距離を歩き、左に折れた。
「ここが、中央公園だ・・・」
うず高く積もった大量の雪で閉ざされて公園に入ることはできない。
背伸びして雪の塀越しに、みると赤い橋らしきものが見えた。橋も雪をぎっしり載せている。
もしかしたら裏のほうからなら入れるかもしれないと、思い切り迂回して関越道を潜り、公園の裏のほうにいってみる。
関越道の高架から雪解け水が滴るなかをふたたび潜って公園に入っていく。
雪解け水が川のように歩道を流れているが歩けない深さではない。
しかし、途中に倒木があって流水が堰きとめられて深すぎて進めなかったので、また季節が変わってから再訪することにして、ここで断念した。
駅に戻る途中の食堂のショーケースで、とろろ昆布そばを発見して懐かしくなって店に飛び込み注文した。子どものころ、とろろ昆布は好物であったのだが最近食べさせてくれるところは滅多にないのだ。
帰りの新幹線に乗り込むと、新潟旅の締めくくりに、駅で買った「小爆弾おにぎり(鮭)」を肴に「八海山」を呑み始めた。
爆弾おにぎりは一合(茶碗三杯分くらい)の魚沼産コシヒカリのご飯でにぎるが、その半分が小爆弾である。
周りの客が横目でちらちら見ていたが、なあに格好はちょいと悪いが本人が好きなもので呑めばそれでいいのである。
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