<読んだ本 2011年4月>
いよいよ4月30日からゴールディンウィークに突入した。
今年、わたしは諸般の事情があって長い旅ができない。
旅キチで温泉狂のわたしが、まるで出かけないのもつらい。
そこで一泊だけ、草津への旅をして来た。
GWというのに、二食付きでなんと七千円以下の宿をみつけたのだ。たった一泊だけの湯治である。
4月初旬に頸椎の傷みが再発して、いつもの医院に通うのも忙しくてままならず、なかなか治らない。貼り薬はもう百枚は使っているだろう。
関東地方で頸椎にも効きそうな温泉といえば草津がまずベストだ。
泊った宿で、強烈な濃い温泉に何度も何度も温泉に首まで浸かった。夜は群馬の地酒を三種類ほどそこそこ呑んでたっぷりの睡眠をとった。
そのせいか、だいぶ傷みが薄らいで楽になった。
桜前線はもう北上してもう東北に移ったが、さすがは関東でも標高の高い草津、桜は見事に満開であった。
途中の道の駅では、ピンクの八重桜も満開でなんとも綺麗だった。
さて、読んだ本ですが今月は7冊、累計で30冊。ひさしぶりに二重丸が一冊だけ付いた。
1.○黒の狩人 (上) 大沢在昌 幻冬舎
2.○黒の狩人 (下) 大沢在昌 幻冬舎
3. ○鬼平犯科帳19 池波正太郎 文春文庫
4. ○密命24 切羽 潰し合い中山道 佐伯泰英 祥伝社文庫
5. ○報復の鉄路 ジャック・ヒギンズ 角川文庫
6. ◎鷲は舞い降りた ジャック・ヒギンズ 早川書房
7. ○鬼平犯科帳18 池波正太郎 文春文庫
密命第24巻「切羽 潰し合い中山道」
惣三郎は江戸で開催される上覧剣術大試合に間に合うように中山道を急いでいるのだが、軽井沢のあたりで変な石碑をみつけるのだが、これがなかなかに面白い。
・・・(略)・・・さらに四半刻後、惣三郎は碓氷峠の下り坂を見下ろす峠町の
一角に立っていた。ようやく茶屋やめし屋が店開きを始めていた。
惣三郎は朝餉を食していこうと店々を覗き込んでいくと、雪の中から石碑が
覗いて、数字ばかりが彫り込んであった。いわく、
「八万三千八三六九三三四七一八二四五十三二四六百四億四六」
とあった。なんとも奇妙な石碑であった。
視線を辺りに巡らすと、
「めし酒有舛」
と書かれたのぼりを立てようとした老婆と目があった。
「この碑には曰くがござるか」
「さて曰くがあるかないか、武蔵坊弁慶様の作と伝えられておるだよ」
「弁慶師のお作な」
「山道は寒くさみしな一つ家に夜ごと身にしむ百夜おく霜、と読むだ」
「なに、これはお歌か」
惣三郎は奇妙な数字の羅列の意を教えてくれた老婆の店に立ち寄ることにした。
「報復の鉄路」は、ジャック・ヒギンズ版の007シリーズみたいなものである。そう思って読むと、まるで肩がこらない読み物だ。
→「読んだ本 2011年3月」の記事はこちら
いよいよ4月30日からゴールディンウィークに突入した。
今年、わたしは諸般の事情があって長い旅ができない。
旅キチで温泉狂のわたしが、まるで出かけないのもつらい。
そこで一泊だけ、草津への旅をして来た。
GWというのに、二食付きでなんと七千円以下の宿をみつけたのだ。たった一泊だけの湯治である。
4月初旬に頸椎の傷みが再発して、いつもの医院に通うのも忙しくてままならず、なかなか治らない。貼り薬はもう百枚は使っているだろう。
関東地方で頸椎にも効きそうな温泉といえば草津がまずベストだ。
泊った宿で、強烈な濃い温泉に何度も何度も温泉に首まで浸かった。夜は群馬の地酒を三種類ほどそこそこ呑んでたっぷりの睡眠をとった。
そのせいか、だいぶ傷みが薄らいで楽になった。
桜前線はもう北上してもう東北に移ったが、さすがは関東でも標高の高い草津、桜は見事に満開であった。
途中の道の駅では、ピンクの八重桜も満開でなんとも綺麗だった。
さて、読んだ本ですが今月は7冊、累計で30冊。ひさしぶりに二重丸が一冊だけ付いた。
1.○黒の狩人 (上) 大沢在昌 幻冬舎
2.○黒の狩人 (下) 大沢在昌 幻冬舎
3. ○鬼平犯科帳19 池波正太郎 文春文庫
4. ○密命24 切羽 潰し合い中山道 佐伯泰英 祥伝社文庫
5. ○報復の鉄路 ジャック・ヒギンズ 角川文庫
6. ◎鷲は舞い降りた ジャック・ヒギンズ 早川書房
7. ○鬼平犯科帳18 池波正太郎 文春文庫
密命第24巻「切羽 潰し合い中山道」
惣三郎は江戸で開催される上覧剣術大試合に間に合うように中山道を急いでいるのだが、軽井沢のあたりで変な石碑をみつけるのだが、これがなかなかに面白い。
・・・(略)・・・さらに四半刻後、惣三郎は碓氷峠の下り坂を見下ろす峠町の
一角に立っていた。ようやく茶屋やめし屋が店開きを始めていた。
惣三郎は朝餉を食していこうと店々を覗き込んでいくと、雪の中から石碑が
覗いて、数字ばかりが彫り込んであった。いわく、
「八万三千八三六九三三四七一八二四五十三二四六百四億四六」
とあった。なんとも奇妙な石碑であった。
視線を辺りに巡らすと、
「めし酒有舛」
と書かれたのぼりを立てようとした老婆と目があった。
「この碑には曰くがござるか」
「さて曰くがあるかないか、武蔵坊弁慶様の作と伝えられておるだよ」
「弁慶師のお作な」
「山道は寒くさみしな一つ家に夜ごと身にしむ百夜おく霜、と読むだ」
「なに、これはお歌か」
惣三郎は奇妙な数字の羅列の意を教えてくれた老婆の店に立ち寄ることにした。
「報復の鉄路」は、ジャック・ヒギンズ版の007シリーズみたいなものである。そう思って読むと、まるで肩がこらない読み物だ。
→「読んだ本 2011年3月」の記事はこちら
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