温泉クンの旅日記

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津軽海峡フェリー(1)

2011-12-28 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <津軽海峡フェリー(1)>

(1)往路:大間~函館 (07:10―08:50)


 朝の六時ジャストに下風呂温泉の宿を出発、六時半には大間港に着いた。函館までの便は一日二便、これを逃すとあとは午後二時二十分が一本だけだ。



 工事現場にある飯場のようだが、実にシンプルなフェリーターミナルなのである。

 大間から函館までは片道一万六千円。
 だがシーズンには、人数限定だが「海割」という往復割引価格二万七千三百六十円というのがあり、ネットを使って予約できた。五千円ほど安い。
 高速千円時代の恩恵をフルに享受したわたしには、フェリー代が異常に高く思えていろいろ調べたのだった。これを予約後期限内にコンビニで支払ってある。

 携帯電話によっては支払い後に送信されたメールのQRコードをかざせば乗船手続きができるそうだが、わたしの携帯はなぜかうまくいかなかった。
 フェリー事務所の中にはいって、自動発券機に申込番号と氏名を入力して券を受け取った。
 さて、三十分ほどの浮いた時間ができてしまったので、朝、宿で会計を済ませたときに受け取った弁当を開いて食べることにした。大きめなおむすびが二個入っている。



 食べ終わり、車のなかでラジオを聞いているうち乗船時間になり、フェリー「ばあゆ」の腹の中に車を乗り入れる。

 マグロ漁で有名な下北半島北部の大間町は、津軽海峡を隔て北海道との最短地点である。対岸の函館とは十八キロほどしか離れていない。
 だから地元では津軽海峡大橋の建設を望んでいて、大間港までの道沿いにも看板があちこちに立てられていた。
 飛行機嫌いで船嫌いのわたしなどは、ぜひとも架橋をお願いしたいものだ。

 しかし架橋については一時地元が推進で盛りあがったそうだが、世界最長となるため莫大な費用(建設と維持)、航路と漁業への影響、見込めない利用客数など難題山積がわかり、いまは進んでいないようである。

 自分の車で、首都圏から北海道へ行こうとするといくつかのフェリーがある。
 長距離フェリーとしては、新潟から小樽(約18時間)、茨城の大洗から苫小牧(約19時間)。
 関越で走って新潟発のフェリーを必ず使う、という知人がいる。なんでも船の中に大浴場があるのが気に入っているそうだ。大洗からというのは周りにはいない。

 また近距離・中距離フェリーとして、青森から函館(約4時間)、大間から函館(約1時間40分)、八戸から苫小牧(約7時間)、青森から室蘭(約6時間30分)の選択肢がある。
 まあ、けっこう選べるのだ。

 今日はガスがかなり強くかかっている。



 喫煙室付近で時間を潰していると、函館がいよいよ近づいてきた。



 函館山も肉眼ではわずかに見られるが、画像には映りにくい。
 もうすぐ上陸だ。
 うーん。・・・カルルス、楽しみ。


  ― 続く ―


   →「下風呂温泉」の記事はこちら
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