温泉クンの旅日記

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山代温泉 石川・加賀

2008-08-03 | 温泉エッセイ
  <山代温泉 石川・加賀> 

 東尋坊ですこしだけ冷やりとしたら、芦原温泉を通り抜けまっすぐ加賀温泉郷に
向かった。福井県から石川県に。

 加賀温泉郷といえば山中温泉、山代温泉、片山津温泉、粟津温泉だ。宿の数が
多い、ということは安い宿もみつかりやすいということである。山代温泉に、それ
なりまあまあの料金の宿を押さえたのだ。

 加賀温泉郷のなかでも「山中・山代・片山津」は、かっては男の歓楽温泉として
かなり知られていた。
 わたしも神戸大震災があった年に山中温泉に訪れたことがあり、震災の影響で
贔屓の関西からの客がばったり来ない時期だった。泊まった大ホテルに、客はわた
しとあとカップル一組だけという状態で、あらゆる歓楽コースをしつこく勧められ
て往生したことがあったのだ。
 まあ、そのころの温泉ひとり旅なんて、怪しい目的を持ったと思われてもしかた
がないが・・・。

 とりあえずいったん山代温泉を素通りして、山中温泉の外湯「菊の湯」で入浴す
ることに。小さなプールのような浴槽には客がいっぱいであった。



 外湯の名前は芭蕉の句に由来している。
 あの芭蕉が奥の細道の最後のほうでこの山中温泉に立ち寄って、気に入って一句
詠んだのである。

 「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」



 こちらは女湯のほうの外湯。

 途中から降り出した雨脚が強くなったので、したかった山中の温泉街の散歩を
あきらめ山代温泉に直行することにした。

(あらら・・・デザイナーがはいっているな、ここは)
 山代温泉は大型の温泉施設が多い。
 歓楽温泉では、いずれ立ち行かなくなる。そういう時代ではないのだ。やはり、
リピーターを掴まなければいけない。そこでリニューアルとなったわけだろう。
 山代温泉には、立ち寄りではいったことがあるが宿泊は初めてだ。
山代温泉で有名な「百万石」は熱海温泉に進出している。もちろん、料金が高いの
で利用したことはないが。

 ここもそれなりに大きい。「温泉めい想倶楽部」という温泉が売りの宿だ。





 吹き抜けのロビースペースに入った瞬間思う。照明とインテリアが、気合がはい
っている感じである。



 中二階に読書用のスペースがあった。

 部屋は、ロビーほどデザイナーがはいっている様子はなかった。

 大浴場は二階にあったが、とくに記述することはない。

(ははぁ~、これが売りだな・・・)
 一階にいくつかの貸切風呂がある。
 ひとつ空いていて「使用中」の札が出ていなかったので、こっそり写真をとっ
た。



 なんかもったいないような、広い風呂である。十人くらいはいれる広さである。



 洗い場も広い。
 
 朝は、一階の貸切風呂も貸切でなかったので、露天風呂に。





 たしかにここの宿、温泉はそれなりによかった。


  →「東尋坊 福井・三国町」の記事はこちら

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