温泉クンの旅日記

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河津桜 2008年(2)

2008-02-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <河津桜 2008年>

 (2)

 川に沿った桜並木の小路をそぞろ歩いていると、前方から花見客が群れになって
くる。特急でも到着したのであろうか。



 河津桜祭りも今年で早や18回を数え、年々ずいぶん賑やかになったものだ。
 花見の客だが、旅先の観光地であるせいかほろ酔いぐらいのひとはいるが、どう
しようもない酔客はとんとみかけない。



(おっ、いるいる!) 
 今年もいた。・・・メジロだ。
 黄緑色に目が白く縁取られていて、薄紅色の河津桜によく似合う小さく可愛い
鳥だ。鶯に良く似ている鳥である。果汁とか花の蜜が好物だそうで、とりわけ梅の
花を好むという。



「きゃー、可愛い!」
 あちこちで花見客からも歓声があがり、メジロと河津桜のショットを撮ろうと
あちこちでカメラを構えるが、すばしっこい動きに翻弄されてしまう。



 最初の橋から海側に向かって、桜並木を俯瞰する。黄色い菜の花がいいアクセン
トになっている。

 鉄道の高架を潜り抜けると、白壁に桜をあしらったきれいなトイレがあった。



「こんなところに前からあっただろうか・・・」
 どうも想いだせない。もともとあって、リニューアルしたのかもしれない。
 寒い時期の花見なので、やはりトイレは欠かせない。仮設でないところがよい。

 出店で売っているひとたちを見ると河津町の青年部といった感じの元気のいい
若い人が多い。盛り上げていこうという意欲を感じる。

 路上のあちこちで、切り分けた「桜饅頭」をそぞろ歩く花見客に無料で試食させ
ているが、これを「定番の土産」として定着させるためには、味と値段のほかに
なにか河津らしい付加価値をつけないとそれほどは売れないだろう。伊豆は目を
つぶって半島の地図に「エイ!」と指をさせば必ずや温泉に当たる。つまりどこに
でも(温泉)饅頭が存在するのであるからである。



 出店を注意深く確認したが目当ての「イカのクチの串焼き」は発見できず、焼き
たてパンの貼紙に惹かれて、ちいさなパンを買い求めた。
 歩きながら食べると、まだ温かく、どうしてどうしてけっこう旨い。引き返し
て、もう一個買うか迷ったが、昼食は決めているのでやめておく。

 今年は2月9日から始まって3月10日までやっているそうだが、それまでもう一度
は来られそうにない。
 桜とか紅葉とかの有名観光地を、その最盛期のときに訪れるのはなかなかに難し
いものだ。
 次回は、満開のときに来てみたいものである。

  →河津桜(1)の記事はこちら

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