温泉クンの旅日記

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高瀬温泉 新潟・関川村(2)

2015-08-09 | 温泉エッセイ
  <うさぎの宿(2)>

 大浴場は畳敷きの総檜風呂で、古代檜と呼ばれる巨大檜が浴槽に使われている。



 有料の貸切風呂は掛け流しの温泉のようだが、残念ながらこちらは違うようだ。それに露天風呂がないのも惜しい。



 高瀬温泉の由来だが、三百年ほど前にこの地に総兵衛という者がおり、毎朝、荒川の川辺の同じ場所から鷹が飛び立つのをみて不思議に思い、あるときその場所に行ってみると河原の窪みのなかからお湯が湧き出ているのを発見した。鷹がその湯で傷を癒していたのだったそうだ。お湯は地名を取って「雲母(きら)の湯」、また鷹の導きで発見されたことから「鷹瀬の湯」とも呼ばれるようになって、現在の高瀬温泉になっていったそうだ。

 鮭料理が宿で出るかもしれぬと、村上で控えてしまったがなんと料理メニューには鮭はなかった。
 メインはどちらかと言えば嫌いなしゃぶしゃぶである。新潟なので、利き酒セットをもらうことにした。



 まずは自家製梅酒の食前酒と季節の前菜三点。


 
 蛍烏賊の若布酢味噌と続き、のっぺい汁だ。のっぺいは嫌いではない。そしてメインの朝日豚のしゃぶしゃぶだ。
 お刺身が旨い、とくにぼたん海老が酒に合う。



 利き酒セットの違うものを追加してしまった。



 赤魚桜蒸し、海老真薯蓮根挟み揚げ、白魚と独活の茶碗蒸しと供されたがこれはまあ普通並だ。
 蕗の薹味噌の筍豆乳ぐらたんは、グラタン好きの蕗の薹味噌好きなので嬉しかった。 





 関川産こしひかりとお味噌汁、香の物、最後にデザートである。

 川辺の宿も大雨でなければわたしはぐっすりと安眠ができる。きっと瀬音がそうさせるのだろうが、気持ちいい朝を迎えることができた。



 朝食後、ロビーにいってみると、この宿には立派な蔵がある。ひょっとしてここにも飾り切れないうさぎのお宝をしまいこんでいるのかと邪推する。



 どうやらギャラリーになっていて、あとでわかったのだがどうやら一階はスノードーム、二階はカエルの展示しているらしい。

 ロビーの一角に若女将の手作り鯛焼きが自由に食べられるようになっている。
小ぶりの白い鯛焼きで、口が開いているのは笑っている「招福鯛焼き」だそうで、毎日ではないが週末はたいていやっているようだ。



 チェックアウト前に一個だけもらって車のなかで食べたら結構旨かった。二、三個もらってくればよかったか・・・。



  →「うさぎの宿(1)」の記事はこちら


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