温泉クンの旅日記

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匝瑳、猫の美術館(3)

2016-07-06 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <匝瑳、猫の美術館(3)>

 猫好きには犬も嫌いではないという人も多いが、犬好きには猫は嫌いだという人が多い。(らしい)
 この美術館だが、間違って犬好きのひとが普通の美術館と思って訪れたのであれば、途方もなくオゾマシ過ぎて発狂しちゃうかも知れぬ。
 いたるところ猫、ネコ、ニャンコの世界である。



 生きたリアルな猫がうろつきまわっているし、飾られた作品も猫ばかりなのだ。





(猫の背中に蝶の羽とは・・・)



 奇想天外、幻想的な絵でさすが猫好きでもこれは驚く。

 柄こそ違うがきっちり女将座りも様になっていて、きりりとした顔がウチの海ちゃんを彷彿とさせる絵だ。



 でも「アタシの目のほうがパッチリしてるし、ぜんぜん似てないじゃない! 」と咬みつかれそうな気もするが・・・。

 正装した猫のウェディング・・・。



「福笑いにゃんこ」とはまた遊びがあっていかにも面白い。



 絵につけられた題名が「ちょんまげ」とは・・・顔も愛嬌があってなんとも可笑しい。



「麦わら帽子の猫」・・・なんか迫力があるなあ。



 洋間に戻って、元気そうな猫に話しかけたら、
「にゃぁーん」
 まだ若いのだろう、ひと声哭いてしなやかな猫が尻尾を立ててわたしに向かって寄ってくる。座り込んだわたしの脚の間に身体を擦りつけるように懐いてきた。
「おォーッ!」
 それをみた客たちが思わず歓声をあげたので、なんとなく照れてしまう。写真嫌いらしく、撮ろうしたらスタコラサッサと逃げてしまった。



 しかし、美術館の客が猫好きばかりという状況も相当に稀有なことだ。なんとかチャンもすっかり大きくなっちゃって・・・などと、だいぶ通い詰めているリピーター客もかなりいる。
 猫の気持ちも性格もあるていどわかるので、猫に対して誰もが心やさしいのである。



  ― 続く ―


   →「匝瑳、猫の美術館(1)」の記事はこちら
   →「匝瑳、猫の美術館(2)」の記事はこちら


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