温泉クンの旅日記

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下関駅界隈 (2)

2011-05-29 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <下関駅界隈(2)>

 わたしも駅やホーム、電車をけっこう撮るのが好きだから鉄道ファンのいわゆる軽い「撮り鉄」のひとりなのかもしれない、な。

「たしか下関駅の近くに海のものを扱っている市場がありませんでしたっけ?」
 駅の一角に観光案内所をみつけると、迷わず入って訊いた。

「ああ、唐戸市場ですね」
「あっ、そうです。その唐戸市場!」
 本屋をみつけて自分で調べるより訊いたほうが断然早い。その市場でふぐの、寿司とか唐揚げを軽く食したい。
「歩くとけっこう遠いので、駅からだとバスになりますね」
 駐車場があるというので、地図が載ったパンフレットをもらい礼を言って案内所をでると、自分の車で向かうことにした。

 唐戸市場の隣にある「カモンワーフ」という施設の前の駐車場に車をいれた。ここは観光客のための飲食店が集まっている施設のようだ。



 唐戸市場に入ってみると、なにやら薄暗い。





 市場は朝七時までは玄人、九時以降はいわゆる素人で混む。だから狙い目はその間の七時から九時頃らしい。



 時間が正午に近いせいだろうか。



 客の少ないど平日は、いつもこんなものなのだろうか。
 営業している店も少しだけあるようだが、ちょっと寂しい。



 唐戸市場はふぐ、鯛、ハマチの市場としても有名であるが、農産物の直売所もあり、漁業者や農業者が軒を並べて販売している。



 活気が溢れる市場を期待していただけに、ちと当てが外れ調子が狂った。
 市場の二階にある食堂は昼時なので、どこも満員であった。

 近くの小高いところにある「春帆楼」・・・誰もが聞いたことがる、ふぐ料理界の大御所の店だ。



 日本橋の高島屋の地下に支店があり、このわたしもそこでふぐ鮨を食べたことがある。
 店のすぐ前まで行きたかったが、いかにも高級そうな雰囲気と拒むような坂道になぜかためらってしまう。
 まあ、いい。昼飯の最低料金のコースくらいなら思い切って食べられそうな値段だから、いずれ待ってろよ、と思う。



 その春帆楼のすぐ下にある、本陣伊東邸址。
 慶応三年の二月から、この伊東邸の一室「自然堂」を借りうけて坂本龍馬は愛妻お龍と暮らしたそうである。

 カモンワーフにもどって飲食店をぶらぶら覗くと、どの店も決して安くはなく、それなりの観光客値段である。
 旅は始まったばかりだし、贅沢は控えたい。
 よし。対岸の門司港に渡ってから手頃な昼食をとることしよう。



   →「下関駅界隈(1)」の記事はこちら


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