温泉クンの旅日記

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天童温泉、ほほえみの宿(4)

2016-11-27 | 温泉エッセイ
  <天童温泉、ほほえみの宿(4)>

(あれれれ、本当にここがラーメン屋かい)



 蕎麦とラーメン、それに地酒と酒肴を出す「嬉し庵」という店だが、ありがちな赤提灯もなくこぶしくるんくるんの演歌も流れておらず清潔で静かそのものである。
 代官山あたりのカフェみたいだ。(行ったことないが)



 さきほど、いけねぇとガバッと起きて時計をみると十一時前だった。満腹と酔いでいつのまにか布団の上に倒れこみ眠ってしまったようだ。残念ながら、予定していた「水車」のラストオーダー時間はとっくに過ぎてしまっている。
 たしか遅くまでやっているラーメン屋が一階にあったはずだ。寝酒がわりにいってみるかと、降りてきたのだ。
 メニューをみて、とりあえずイカと地酒を頼んだ。どうも禁煙の雰囲気が濃厚である。



 広い店内にわたしのほかに客がいないので、落ちつかない。酒のお代りを追加してからトイレへいく振りして店を出て喫煙スペースにて一服し、戻ってから「半ラーメン」で締めた。



 翌朝、起きてすぐに大浴場に向かう。浴場の男女入替はないのは、まったく同じ面積だからだろうと推測する。
 髭を剃り内湯、露天、内湯で更衣室に向かおうとして、飲泉所があるのに初めて気づいた。天童温泉はマグネシウムを多量に含むため、飲用すると便秘にも効果が高いのである。



 湯上りに、茶室もある日本庭園をゆっくりと歩いて観賞する。



 鯉が泳ぐ池の向こうに茶室がみえる。



 朝食会場にいくとピークの時間がいったん過ぎたようで空いていた。





 パンも美味しそうだがご飯も食べたいのでややこしいチョイスになってしまう。



 どこでも座り放題なので、中庭にある風情ある茶室「通仙庵」を見おろす席を選ぶ。二回目にはパンを追加して、ジュースと珈琲も運び、三回目にいつものように緑茶と梅干をもらいにいった。



 宿に貼られたポスターによると、渡辺竜王に丸山九段が挑戦する第二十九期竜王戦七番勝負の第三局が近々ここ滝の湯で行われるようである。
「ほほえみの宿」とはほほえみでの接客はもちらんだが、いかに宿泊客にほほえんでもらえるもてなしを尽くせるかに心をくだいている、感心得心の宿だった。なにしろ、このわたしもほほえんでしまったのだから。



  →「天童温泉、ほほえみの宿(1)」の記事はこちら
  →「天童温泉、ほほえみの宿(2)」の記事はこちら
  →「天童温泉、ほほえみの宿(3)」の記事はこちら
  →「仙台、分町で吉次(1)の記事はこちら
  →「仙台、分町で吉次(2)の記事はこちら



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