大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

あなた、外国語学ぶきっかけは?

2023年08月09日 05時22分38秒 | 日記

アメリカ人男子留学生の敬語や謙譲語への強烈な拒否感〜「僕は敬語を使いたくないんです。どうして相手を上にしたり、自分を下にしたりしないといけないのですか。人って対等ですよね。僕、そんな言葉は話したくありません』〜あなたはこういった意見どう思われます?どう〈言い訳〉しますか?
 その留学生は「1年間の滞在予定を切り上げ、留学途中で本当に帰国してしまいました。もう20年近く前の出来事」だそうです。
「英語にも、丁寧表現はたくさんあります。でも、日本語の『たべる』という動詞に対する『(あなたが)召し上がる』という尊敬語、『(私が)頂く』という謙譲語は存在しません。英語では、You eat.  、 l eat.と、誰が主語になってもeat はそのままです。」〜ですよね。
 「その男子留学生は、年齢や役職による上下関係を重視する日本文化について十分理解、容認できず、多様性を尊重する寛容の精神を持たないまま、自文化とは異なる視点を得ることができなかったがために、言葉の学習にも及ばなかったわけです。」とされています。
 そして、現在、「日本語がとても上手なアメリカの知人たちに、日本語を学ぶきっかけを尋ねてみると、アニメはもちろんのこと『武道が好きだから』、『浮世絵を見て感動したから』、『日本の歴史に興味があったから』『日本人の考え方に共感できるから』と、言葉の背景にある文化に引かれたと口に」されるそうです。〜なるほど日本語を教える場合も「言葉の背景にある文化」を生き生きと伝える、伝えられる事が大切ですね。
「小学校で外国語(英語)教育が行われている今日、子供たちに異文化に興味を持たせ、英語を学びたいというきっかけをつくることも、日本の英語教育の役目なのかもしれません」と結ばれています。
(下:2023年7月30日 西日本新聞〈英語・異文化 みちくさ講座〉欄−長崎県立大教授・山崎祐一「外国語を学ぶきっかけ」より)

今日は長崎原爆の日です。