大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

福岡アジア美術館、特別展『水のアジア』

2023年08月30日 05時22分46秒 | 日記

 福岡市アジア美術館(福岡市博多区)では特別展『水のアジア』が開催されています。9月3日までと残り少ない日数となっています。西日本新聞には、川口史帆さんによるレポートが記載されています。各作品紹介で目を引くのは「インドネシア美術家ムルヤナが、理想の海底を表した『海の記憶』、インドネシア・ジョグジャカルタの地域の女性たち70人と共同制作した」という作品です。〜70人で協同制作とは!いつもは見えない海底を、どう見て、どう表現されているのでしょう。
 川口史帆さんは、「本展は環境や歴史、個人的体験といったさまざま景色を見せるが各作家共通のイメージも浮かび上がった。想起したのは、水が過去を引き受け未来へつなぐ存在であること。これは水と向き合う現代人が忘れてはならない視点ではないだろうか」と結ばれています。〜「処理水」の海洋放出問題がふと、頭をよぎります。
(下:2023年8月28日 西日本新聞−川口史帆「未来へとつなぐ存在の『水』 8作家が人との関係性に迫る 来月3日まで 福岡アジア美術館」より)


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 以下はアジア美術館ホームページよりアッピールです。ホームページでは本展の動画が掲載されています。
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 「幾筋もの大河が流れる広大な大地と茫漠とした海洋に浮かぶ島々に暮らすアジアの人びとは、海や川や水に豊かな恵みを得ながら、時に牙をむく自然の脅威にさらされてきました。
 世界水泳選手権2023 福岡大会を記念する本展では、海洋環境をテーマにした作品や、自然の脅威に向き合いながらも力強く生きる人々の姿を描いた作品、水、川、海などのイメージに作家自身のルーツや内面性を表現した作品など、13点の大型インスタレーションや映像作品などを紹介します。また世界水泳の開会式が行われるボートレース福岡会場には、台湾作家の安聖惠が手掛ける風が吹き抜ける魚の大型ベンチを置き、ゆっくりと海を眺められる憩いの場をつくります。
アーティスト8名によって表現された「水」をめぐる多彩な作品を体感していただくことで、アジアの現代アートに触れる一歩となれば幸いです。

〈出品作家〉
ムルヤナ[インドネシア]、アフザル・シャーフュー・ハサン[モルディブ]、ジュン・グエン=ハツシバ[ベトナム]、キム・ヨンジン[韓国]、安聖惠 / 峨冷.魯魯安[台湾]、比佐水音[京都/福岡]、金サジ[京都]、山内光枝[福岡]