「戦時中に日本に動員され亡くなった朝鮮人の遺骨の早期変換を考えるシンポジウムが20日、福岡市城南区の福岡大であった」そうです。
「日韓の研究者で作る【現代日本学会】(本部・韓国)が主催。両国の識者や市民が語り合い、日韓関係が改善傾向にある今こそ、返還に向けた動きを急ぐべきだ、との認識で一致した」そうです。
「日本が戦時中、旧日本軍や民間企業に動員した後に亡くなった朝鮮人の遺骨のうち、軍関係は1970年以降、日韓政府間で返還が進」んだそうですが、「徴用工の遺骨は2005年から両政府が返還に向けて協議を始め、全国で計2799柱の遺骨を調査したものの、16年に両国の関係悪化で中断。政府間の返還は実現していない」そうです。〜「関係悪化」が、徴用され異国で亡くなった方々の遺骨返還にも及ぶとは、、、あってはならないことではないでしょうか!?
シンポで、「神戸市で遺骨問題に取り組む飛田雄一さん(73)は、徴用工と確認できる遺骨以外にも神戸空襲の朝鮮人犠牲者の遺骨が同市内の寺にある事例を紹介」されたそうです。〜朝鮮人、日本人問わず異国の地で亡くなった方々(の遺骨)の実態もまだまだ明らかになっていないのではと感じます。こうしたシンポを通じて遺骨返還問題の解決や善隣友好、反戦平和が進むように願います。
(下:2023年8月21日 西日本新聞−平原奈央子「『遺骨返還の議論 政府間で再開を』福大 日韓研究者がシンポ」より)