大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

九州芸文館、「戦地からの絵手紙展」開催中

2023年08月19日 05時22分01秒 | 日記

 筑後市の『九州芸文館(筑後広域公園 芸術文化交流施設)』が10周年記念の特別展『戦地からの絵手紙展』を開催中です。絵手紙を書かれた伊藤半次さん、博多区中洲で伊藤提灯店を営んでおられた方だそうです。「第二次世界大戦の戦況が次第に厳しくなっていく中、昭和16(1941)年、関東軍として招集され満州へと出征。当時、半次28歳、妻禮(れい)子と浤(ひろ)子、公喜(きみよし)、允博(よしひろ)の幼い三人の子供達を残して戦地へと赴いた半次は、家族へ軍事郵便を送り続けます。家族を想いながら描き続けたその約400通知の絵手紙には、明るい、ユーモアと愛情があふれており、家族が心配するようなことは書かず、辛くとも明るく生きよう、必ず生きて家族の元へ帰りたいという強い思いを感じることができます。」と解説にあります。〜果たして、半次は家族の元に帰れたんでしょうか?
 「しかし、半次の思いもかなわず、終戦直前昭和20(1945)年6月18日沖縄で」戦死されたそうです。「(半次が)命懸けで描いた絵手紙を通して、あらためて平和や家族愛について考えるきっかけになれば幸いです。世界の不安が高まる今、九州芸文館10周年記念展として、この作品群が平和への新しい視界を提供できると考えています」と九州芸文館へのお出かけを呼びかけられています。
 8月20日には伊藤半次さんの孫・伊藤博文さんによるギャラリートークも開催されます。入場無料です。
(下:九州芸文館のチラシより)