大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

少子化対策、大学生たちの思い

2023年10月13日 05時20分52秒 | 日記

 「政府は6月、『異次元の少子化対策』として『子供の未来戦略方針』を発表」しました。〜結局バラマキじゃんと一刀両断の声も聞きますが、、、
 新聞では「近い将来、当事者となりうる大学生たち」はどう評価されているのでしょうか?という観点からアンケートがされてます。「北海道から関西に住む国公私立大の学部1年生から大学院修士課程までの20人(女性13人男性7人)の回答」を得たそうです。〜数が少なすぎ、おまけに九州は含まれていません。でも出された意見は、日頃聞くことのできない若い方の意見で、ほ~、なるほど〜と考えさせられました。
 以下に出された意見をら列します。
〈経済的負担の大きさ〉
・「自分の収入で子どもが自立するまでの教育コストをまかなえるかと考えて、親になることを躊躇する」
・「経済的に共働きせざるをえない家庭が多いのに、人手不足で受け入れを制限する保育所が目立つ現状が影響している。」
〈働き方やキャリア観の変化〉
・「昔は、20代から30代で必ず結婚して出産する、という考えが強かった。女性の将来ビジョンは変わったと思う」
・「少子化を止めようとするより、人口増加を前程にした社会保障や国家運営を見直した方が良い」
〈今回の少子化対策でこどもは増えるか〉
・増えると答えた人は1人のみで「一番の不安はお金。政府がサポートしてくれるなら、とても助かる」
・増えないとした方の意見「児童手当の拡充は、いま子どもがいる家庭は喜ぶが、私たちの世代が子どもを持つ動機にはならない」
・「みんな少子化対策の内容を知らない。若者への伝え方を工夫した方がいい」
〈今回の対策について言いたい事〉
・子どもを育てるのは両親だけでない。」「保育士や教師も視野に入れた対策を求める」
・子育て世代の政治家に政策を進めて欲しい」
・「お金を配るより、子育てしやすい環境を整え、子どもを持ちたいと想わせる社会が必要だ」
〈将来子供が欲しいか〉
・欲しい人は7人(女性6人、男性1人)「数人の子どもがいる家庭を築くことが、自分の幸せにつながる」
・持ちたくない人は6人(女性2人、男性4人)経済的理由などを挙げたそうです。
・10人(男女各5名)が「子どもを持つことはリスク」と考えていた。
・「どちらかの親が近くに住んでいないと、働きながら子どもと十分な時間を採るのは難しい」
・「子どもがSNSで炎上したり、社会に迷惑をかける行為をしたりすることが心配」
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 「まちづくりの観点から少子化対策に取り組む近畿大・久隆浩教授は『少し上の世代が子育てと仕事を両立する大変さに悲鳴を上げている。学生が、子どもを持つことはリスクだと感じるのは当然だ」と話されています。
(下:2023年10月1日 朝日新聞−編集委員・増谷文生「少子化 大学生たちの思いは 教育コスト不安」より)