・・・この時期の報道ニュースを見ていると、これからの入試の向けての受験生の話題が多くなる。
しかし、老年になると、自分の身の周りには、受験関係者がいないので、遠い話題になる。
昨日の新聞の読者欄に掲載されていた、「受験生が母親の夜食のおにぎりが忘れられない」と云う文章を読んで、
フト、今まで、思い出したこともなかった半世紀前の自分の大学受験の時を、思い出した。
我々の受験の頃は、一発勝負の入試なので、今の人以上に、必死に勉強していた。
学校から帰ると、すぐに寝て、夕食の時に、起床して明け方まで勉強したものである。
夜半、時々、起きてきた両親が夜食を作ってくれたことを、何故か鮮やかに、私も思い出した。
受験結果や、それからの経験は色んなことがあったが、ともかく、その時は、人生で一番純粋に、自分の限界に向けて頑張った受験生活だったように覚えている。