小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

地域と学校との有機的な連携 雑感

2014-02-13 04:33:05 | インポート
生涯学習プラザで活動する版画クラブのお年寄りたちが近くの小学校にきて、子供たちに版画制作の指導をしてくれているそうです。(参考記事)

地域とつながる学校の取組の好例といえます。

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これからの学校経営には地域との連携が必要不可欠です。
地域あってこその学校、学校あっての地域。

地域全体で子供を支えることは、地域づくりに繋がります。
高齢化が進む地域住民にとっては、自らの技能や経験を学校や地域に還元することが社会貢献になるでしょうし、ひいては、生きがいの創出や地域活性化の促進にもつながるでしょう。

一方、学校にとっても学校行事の支援、放課後の学習や居場所づくり、通学路の見守り、伝統文化の継承など、地域の協力は大変ありがたいものでしょう。多様な人材と関わることで学校にはない視点や発想に触れることは、教職員にとってもメリットとなるはずです。

もちろん子供たちにとっても大きなメリットがあります。
通常の学校内の活動だけでは触れることのできない人間に触れ、様々な経験をすることで多面的な成長が期待できます。地域の方々が様々な取組に積極的に参加する姿をみて地域に愛着を持ち、子供たちは自分たちが大切にされていることを実感し、自尊感情を育むことができるでしょう。

保護者、地域、学校、それぞれが有機的に連携しながら子供をグルっと囲むようにサポートできれば理想的です。

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学校に協力したいという地域住民の思いは、必ずしも学校が求めるものと一致するとは限りません。
時にはピントの外れたことを言い出したり、面倒なことばかり頼んでくるおじさんも出てくるでしょう。
それでもなお、先生たちには積極的に学校の外に出て地域の思いを受け止めてほしいものです。

地域と関わることで、時には仕事が煩雑になることもあるかもしれませんが、ピントの外れた意見や面倒な依頼を体よくいなす技術も自然と身に付いてくるでしょう。こうして身についた交渉力や経験値は、先生たちにとって大きな武器となり、長い目でみれば大変メリットのあることだと思うのです。


前に誰かが言っていた言葉が心に響きました。

「学校づくりは人づくり。いい学校をつくろうとみんなで力を合わせる課程で人は育つ。」

結局行きつくところは、「人」なのでしょう。