小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

聡明才弁是第三等資質

2018-02-04 10:28:46 | インポート
中国明代の思想家である呂坤(新吾)(1536-1618)著「呻吟語」より

深沈厚重是第一等資質
磊落豪雄是第二等資質
聡明才弁是第三等資質

深沈厚重(しんちんこうじゅう)なるは、是れ第一等の資質なり。
磊落豪雄(らいらくごうゆう)なるは、是れ第二等の資質なり。
聡明才弁(そうめいさいべん)なるは、是れ第三等の資質なり。

深沈厚重
「沈」とは、石の錨、錘(おもり)のこと。どっしりと落ち着いて深みのある人物。

磊落豪雄
「磊落」とは大きな石がごろごろと無造作に転がっている状態。
型にはまらず、細事にこだわらない豪放な人物。

聡明才弁
頭脳明晰で才があり、弁が立つ人物。


頭の回転が早く、弁舌に優れた聡明才弁の人や、小事にこだわらない磊落豪雄の人は往々にして評価されがちであるが、本当は目立たない深沈厚重こそ評価されるべきである。
聡明才弁は、人の本質的価値として重きをなさず、リーダーに要求される資質の中では最も優先順位の低いものでしかない。

肝に銘じなければならない。