リスクを取っている人だけが見ることのできる世界がある。
リスクを取っている人だけが持つ凄味がある。
リスクを取っている人だけが持つ説得力がある。
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昔、東京で営業マンをしていたときに、交渉が難航していた取引先から聞かされた言葉を思い出す。
営業というものは、常に会社の最前線にいて取引先との交渉に臨むものだ。
時には社運を賭けて交渉に臨むし、そういう人でなければ、取引先だって誰も取り合ってくれなくなる。
いいかい、君は営業なのだろう。
営業は、いつも茶碗のふちを歩いているようなものさ。
一歩間違えば谷底に落ちるが、運良く内側に落ちれば救われる。
茶碗の内側にばかりいると、凄みや説得力は備わってこないものさ。
プロの営業として、そういうリスクを君はとっているのか。
今の自分は信念を持って、リスクを取れているだろうか。