夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

氏素性の解らぬ作品 青磁蓋置 時代用途不詳

2020-08-21 00:01:00 | 陶磁器
当方の夏季休暇は終了しましたが、コロナ禍で業務に支障ない限り?積極的にテレワークを実施しています。ただまだ息子は小学校が夏休み。そこで小生がテレワークの日は小生が留守番で家内と息子は美術館へ・・・。



家内曰く「子供の頭の良さは小さい頃にどれだけ美術館や博物館を訪れたかによるらしい。」だと・・・。



ということで小生は駅まで送迎まですることになりました。



帰ってくると息子は「愉しかった~」だと・・・。



要は家内と息子は遊び感覚・・・・。

本日の作品は本来の用途は不明ですが、祭器? 蝋燭立? 蓋置として出品されていた作品です。まったく当方では何に使われた作品で、いつ頃作られたかは不明ですが、青磁の発色に心惹かれるものがあり、用途としては蓋置や香点に最適なようです。このような作品が本来、骨董蒐集としては醍醐味なのでしょう。



青磁蓋置 時代用途不詳
合箱 
幅57*奥行56*高さ56



青磁の発色と貫入が下卑ていないのがいいですね。とかく青磁には発色が安っぽいものや貫入がうるさいものが多いのですが、この点では非常に魅力的な作品だと思います。



四面にバツ印の陰刻があります。



色合いは天龍青磁? 貫入から七官青磁とも推察できますが中国の明後期以後の作品とは発色が違うようで青みがかっています。



贔屓目かもしれませんが、明初めから元時代のように今少し古そうですね。三田青磁にも似た色合いですね。ともかく氏素性の解らぬ作品にひとつです。



上に何かあった? それとも燭台・・・???



箱は本来この作品のためのものかはよく分かりませんが、黒柿が口縁にある上等な?作りです。



箱は上部に余裕のあるほうが、説明書などが入れやすいものです。



ともあれ盃台のように蓋置に転用するのが面白そうです。



家内の家の庭にあったという欅の木の根を利用して作った棚に飾って愉しんでいます。

大人も子供も美的な遊びが脳を活性化させてくるようです。

家内また曰く「家にある蔵書の数も子供の頭の良さに関係するらしい。」
小生返答曰く「それなら我が家は数なら負けないよ。」
家内返答曰く「美術本でなく、絵本とか!」









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