今年のお盆の休暇は、郷里の方々の水害見舞いや墓参りで時間を過ごしましたが、暑い中で漆器などの作品らと楽しい時間を過ごしました。
数多くある高足膳らを整理しました。痛んでいる保管箱も修理しておきました。
いったい幾種類、いくつあるのだろうか・・・。
箱を開けたり、養生の布をとらなくてもすぐにどの作品が収納されているか分かるように写真を箱に貼り付けておきます。
作品を磨き直すような時間的な余裕がなかったのですが、このような塗の状態の良い作品は磨けば磨くほどの光輝きます。
こちらは2種の堆朱の椀の20客揃い。これも幾種類もあり、いったいいくつあるのやら・・・。
堆朱本膳碗
大:最大径124*高さ90
小:最大径115*高さ57
裏面の高台内は真塗のままですね。
家人が誂えた木箱かな? 実家は木材業でした。
この堆朱は塗が厚い。我が家に伝わる塗は十分に塗が厚い高級漆器ばかりのようです。
日本産の漆が100%の漆器はもはやそう簡単には入手できないでしょうね。
痛まないように漆器は紙で包んだ上で、痛まないように保管しましょう。当方では100円ショップで購入した袋を最近は使っています。
もともとあった古い包装紙もや包装に使った新聞などの日付のあるものはとっておきます。
このような沈金の作品もセットであります。
使ったいた作品ですので徐々に揃いの作品数は減少していくのでしょう。
こちらは蓋付の茶臺ですね。
真塗が非常に美しいのですが、蓋は縁が欠けているものがたくさんあります。
このような箱も修理しながら、とっておくことが重要です。
全部で50客あったらしい・・。
裏には「平安(京都)楊光堂造 押印」とあります。この「平安(京都)楊光堂造 押印」の作品は高級漆器としてときおり見かけます。
このような徳利袴のありました。
こちらも杉箱入りです。
下記の鷹を描いた朱塗の器はよくみけますね。
当時に流行った図柄?
鷹の描きがユーモラスなのがお気に入り・・。
郷里で作った作った作品かもしれませんね。
陶磁器も新たに見つかった作品もあります。
この作品は大・中・小の20客揃いになっているらしい。大の20客、小の30客はすでに整理されていて、本ブログにて紹介されていますが、なにしろいろんな器があちこちから出てくるので順番通りには整理できない状況です。
これら一連の揃いの器は戦後になってから家人らが揃えたものでしょう。まだまだあるはずなのだが、カ行をたたんだり、手放したりしており、今あるのはこの程度までかな?
酒器は大概が痛んでいますね。
男の隠れ家にて秋の夜長は、蛙や虫の声を聴きながら、膳で一献・・・。
なんとも贅沢なひと時・・・・。