山元春挙の若い頃の作品の紹介です。
神武天皇之図 山元春挙筆 その4
絹本着色軸装 軸先木製 所蔵箱入
全体サイズ:横630*縦2030 画サイズ:横495*縦1250
賛に「明治二十七年甲午春(三月大吉日)」とあり、1894年山元春挙22歳の頃ですから初期の作といえるのでしょう。
山元春挙の初期の活動状況は下記のとおりです。
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打出小学校卒業後、12.3歳で遠縁にあたる京都の日本画家野村文挙に入門、その後文挙が上京したため、明治18年(1885年)文挙の師森寛斎に学ぶ。翌年の京都青年絵画共進会に「呉孟」「菊に雀」を出品、一等褒状を受ける。
明治24年(1991年)、竹内栖鳳、菊池芳文らと青年絵画懇親会を結成。同年、京都私立日本青年絵画共進会の審査員となり「黄初平叱石図」(西宮市大谷記念美術館蔵)を出品、二等賞銀印となる。
明治27年(1994年)に師寛斎が亡くなり、同年如雲社の委員となる。明治32年(1899年)京都市立美術工芸学校の教諭となる。翌年、画塾同攻会(1909年に早苗会と改称)を組織し、展覧会を開く。明治34年(1901年)第7回新古美術品展に出品した「法塵一掃」が1等2席となり、春挙の出世作となる。
*滋賀県立近代美術館の開館25周年記念の企画展「伝統&革新 日本画の時代」出品より
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若い頃の作品でありながら、すでに威風堂々とした気概のある作風になっています。
杉の大木の描き方が神木の雰囲気を醸し出しています。
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神武天皇:(じんむてんのう 紀元前711年? - 紀元前585年?)古事記・日本書紀に記されている日本の初代天皇である。在位:紀元前660年2月18日~紀元前585年4月9日(建国記念日の2月11日は神武天皇即位の日)。この紀元前660年が皇紀元年として定められている。
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明治天皇が山元春挙のファンであったというのも頷けます。
表具も上々・・。
残念ながら共箱ではありません。箱書きの「西村蔵」という所有者は描いた時期を明治27年の三月に特定していますので、所望した人のように思われますが、詳細は不明です。
師である森寛斎が亡くなり、新たなスタートを切る年の気概に満ちた作品。
神武天皇之図 山元春挙筆 その4
絹本着色軸装 軸先木製 所蔵箱入
全体サイズ:横630*縦2030 画サイズ:横495*縦1250
賛に「明治二十七年甲午春(三月大吉日)」とあり、1894年山元春挙22歳の頃ですから初期の作といえるのでしょう。
山元春挙の初期の活動状況は下記のとおりです。
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打出小学校卒業後、12.3歳で遠縁にあたる京都の日本画家野村文挙に入門、その後文挙が上京したため、明治18年(1885年)文挙の師森寛斎に学ぶ。翌年の京都青年絵画共進会に「呉孟」「菊に雀」を出品、一等褒状を受ける。
明治24年(1991年)、竹内栖鳳、菊池芳文らと青年絵画懇親会を結成。同年、京都私立日本青年絵画共進会の審査員となり「黄初平叱石図」(西宮市大谷記念美術館蔵)を出品、二等賞銀印となる。
明治27年(1994年)に師寛斎が亡くなり、同年如雲社の委員となる。明治32年(1899年)京都市立美術工芸学校の教諭となる。翌年、画塾同攻会(1909年に早苗会と改称)を組織し、展覧会を開く。明治34年(1901年)第7回新古美術品展に出品した「法塵一掃」が1等2席となり、春挙の出世作となる。
*滋賀県立近代美術館の開館25周年記念の企画展「伝統&革新 日本画の時代」出品より
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若い頃の作品でありながら、すでに威風堂々とした気概のある作風になっています。
杉の大木の描き方が神木の雰囲気を醸し出しています。
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神武天皇:(じんむてんのう 紀元前711年? - 紀元前585年?)古事記・日本書紀に記されている日本の初代天皇である。在位:紀元前660年2月18日~紀元前585年4月9日(建国記念日の2月11日は神武天皇即位の日)。この紀元前660年が皇紀元年として定められている。
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明治天皇が山元春挙のファンであったというのも頷けます。
表具も上々・・。
残念ながら共箱ではありません。箱書きの「西村蔵」という所有者は描いた時期を明治27年の三月に特定していますので、所望した人のように思われますが、詳細は不明です。
師である森寛斎が亡くなり、新たなスタートを切る年の気概に満ちた作品。