なんとなく増えてきた伊東深水の作品ですので、水屋から茶室へのアプローチの廊下にまとめて幾つかの作品を展示しています。
伊東深水の作品は人気ゆえ、高価な作品は入手できませんが、スケッチ程度の作品は意外に廉価にて入手できるようなので、そのような作品が多くなりました。
並べて展示し、比較したりして、悦に入っています。
本日はそのようなスケッチ(素描)の作品の紹介です。
素描 舞妓 伊東深水筆
紙本淡彩 額装 濱田台児シール
F6号程度 全体サイズ:縦665*横550 画サイズ:420*330
いつものように素人判断の感による入手ですので、真贋を見極めたものではありませんので、ご了解ください。
基本的に絵に嫌味のないものを選んでいます。
作品中の落款と印章は下記の写真のとおりです。下右の写真の印章は資料からのものです。印章に違和感はありませんね。
貼られているプレートは下記の写真です。これは入手判断には参考程度・・。
よく見られる浜田台児の鑑定シールです。
濱田台児の鑑定シールには贋作が多いのでしょうか? ともかくよく見られるものです。素人ですが、違和感はないように思いますが・・。
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浜田台児:1916年(大正5年)11月15日 - 2010年(平成22年)9月1日) 鳥取市出身の日本画家。本名は浜田 健一(はまだ けんいち)。
伊東深水、橋本明治に師事する。1935年(昭和10年)、19歳の時に深水に入門、日展に出品を重ねる。鮮明な色彩による人物・花鳥画を得意とする。1975年(昭和50年)日展文部大臣賞、1980年(昭和55年)日本芸術院賞受賞、1989年(昭和59年)日本芸術院会員。日展顧問。
*門下であった濱田台児の共シールが付いていますが、当然共シール共々、贋作も多くあるようですので要注意です。素人判断ですが、本作品のシールの書体は印章には違和感はありません。なおシールには透かしが入っています。
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ともかく、目利きではない小生のような者は、いい作品を蒐集するには手元に作品を置いてじっくり判断していくしか方法はないようです。