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本日紹介する作品は、今年の5月に帰省した際に3点まとめて郷里で入手した作品のひとつです。
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福田豊四郎の作品の中でもかなり大きな作品です。掛軸の長さが2.4メートルほどの作品を飾れるところは今の住宅環境ではあまりないでしょう。
湖上燈明 福田豊四郎筆 昭和11年頃
絹本水墨着色軸装 共箱塗紐付二重箱
全体サイズ:横652*縦2367 画サイズ:横507*縦1417
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15万円ほでで購入しましたが、かなり金額的には廉価になっていると思っています。当方で所蔵している展覧会の出品作である昭和11年作の「月と小魚」と同一な印章が押印されています。
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下記のような二重箱に誂えた共箱となっていますが、これほどの誂えは福田豊四郎の作品では珍しいでしょう。祖父や父が福田豊四郎の作品を本人から譲り受けていましたが、その誂えよりも立派です。
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ただ祖父が購入した作品の表具はこの作品よりも数段上の表具ですが、そのような表装をした作品は福田豊四郎の晩年の作だけのようです。
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掛軸を楽しめや楽しめ・・・。
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直接観れるのは蒐集する者の特権・・。蒐集しっぱしで飾りもしない、飾る場所もない、蒐集作品を置く場所もなく放置されているのは蒐集する者としていかがなものかと・・・。
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入手経緯、調べた結果はデータ化したほかに共箱に書面で収めておきます。調査終了後でも後になって判明した事象はデータとして追記しておきます。