夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

海老之図 福田豊四郎筆

2020-04-02 00:01:00 | 掛け軸
冒頭は、申し訳りませんが、最近投稿が続いている「整理している食器」の投稿です。横長の古伊万里?の食器です。普段使っていたので、割れてしまい、その部分を自分で補修しています。自分で補修してしまうのでさっぱり食器の数が減らない



簡単な染付の渋い作品?と、あでやかなめの作品、各々一対で使っていました。



本日の主題の作品は蒐集した作品数が100点を超える数となった福田豊四郎の作品の紹介です。福田豊四郎の作品は厳選して蒐集していますが、数は増える一方・・。

昭和10年頃の作品と推察されますが、共箱でこのような出来の良い大きめの作品はこの頃の作では非常に珍しく貴重な作品のようです。

*福田豊四郎の作品は地元の骨董店を中心に入手してきたり、インターネットオークションにて落札して入手していましたが、最近はいい作品が出回らなくなりました。当方で厳選していることもあるでしょうが、福田豊四郎の作品には掛け軸が多いので掛け軸の人気が落ちたせいか、作品が収まるところに収まって流通作品数が少なくなったせいかはよくわかりませんが、骨董店ではいい作品が少なくなり、インターネットなども含めたオークションではいい作品が少なくなりました。

そんな状況でこのような作品が入手できたのは



*階段正面に古備前の緋襷大船徳利とともに飾っています。

海老之図 福田豊四郎筆
絹本着色淡彩軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:縦2360*645 画サイズ:縦1420*横505

 

福田豊四郎は「海老」を題材にした作品は初期から晩年まで数多く描かれ、その多くは伊勢海老の作品です。



昭和10年頃の作で共箱に収められている前述のように作品数は非常に少ないようです。



落款と印章から昭和10年以前の作と推察されます。落款と印章はだいたい当方にて記憶されるようになりました。

  

本作品は福田豊四郎初期の佳作のひとつと言えるでしょう。めでたい図柄ゆえ、海老の作品のひとつくらいは所持していたいものですね。


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