夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

白梅 福田豊四郎筆 その96

2018-10-08 00:01:00 | 日本画
9月の3連休の二日目の宿は修善寺の新井旅館です。なにやら旅館の庭先で家内と息子が話をしていました。



議論白昼・・??? 息子は納得していない・・、なんの話だ???



さ~、議論はさておき風呂だ~。なんとか遺産の天平風呂、ひとり占め!



そして夕食。



夜は家内と散歩に出かけると話していたら、息子が寝ない とうとう一緒に出かけることになりました。



一日目に比べたらのんびりした一日でした?



さて本日は当方の蒐集のルーツとでもいうべき福田豊四郎の作品の紹介です。最近立て続けにあちこちから福田豊四郎の作品が入手されています。

白梅 福田豊四郎筆 その96
紙本水墨着色額装 共シール 紙タトウ
全体サイズ:縦565*横470 画サイズ:縦415*横315



当方の福田豊四郎の作品に贋作はありません。浜田庄司、源内焼も同様と判断しています。



たいした作品は蒐集できていませんが、福田豊四郎の作品蒐集は当方のライフワークのようなもの。



本作品の共シールと作品中の落款と印章は下記のとおりです。

 

印章などを比較するまでもなく真作と断定できますが、念のために当方で所蔵する真作の落款と印章の実例と比較しておきます。

 

日本画の蒐集にあたっては色紙など真作の数を増やしておくと入手判断に役に立ちます。

福田豊四郎の真作はネットオークションでも数が少なくなりました。寺崎廣業、平福穂庵・百穂のこれぞという作品の出展は少なくなりましたし、数多くあった天龍道人や蓑虫山人も見かけなくなりました。いい時期に買い漁ったかもしれません。

ネットオークに贋作が多いからといって尻込みしている人はいい作品の入手手段を失っていることになります。もともと骨董店だって贋作が多かったのです。信用ある骨董店を相手にする資金豊富な御仁はさておき、地元の会主の骨董店だって半分は贋作であったと認識しています。信用ある骨董店も危ないものはありますし、確かな作品は確かな値段・・。

ネットオークションの作品は9割は贋作。のこり1割も半信半疑の作品。まずはそこまで絞り込める鑑識眼は最低必要なのでしょう。素人はそこまで絞り込めないのが通常ですが、さらにその1割にかける胆力が最後は必要のようです。著名なコレクターも蔵ひとつの贋作あったそうですから、蒐集する側はその点を弁えておく必要があり、贋作を恐れては進歩はないと言えるのでしょう。


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