当方の分類では真贋について自信が持てずに贋作に分類している作品がいくつかあります。通常はブログ上では「伝」として表記していますが、何度か見直している作品群です。本日、紹介する作品もそのような作品のひとつです。
リメイク 夏景山水図 橋本雅邦筆 その13
絹本水墨軸装 橋本秀邦鑑定箱
全体サイズ:横380*縦1780 画サイズ:横240*縦270
蒐集をしていくうちに知識や資料が増えるに従って、その真贋度が増すのでしょうが、手が回らず随分前に投稿された記事はそのままになっているものもあります。
本作品は小点の作品で簡略化されて描いたおり、印章も断定出来ないことから贋作、もしくは「伝」にしています。
たまたま、東京美術倶楽部の鑑定証付の作品などから参考にして、このような作品を見直していますが、作品そのものはまだ本作品は断定できませんが、鑑定されている橋本雅邦の子息の橋本秀邦の鑑定は本物のようです。鑑定の印章は間違いなさそうです。
いいのは表具と収納箱の誂・・・、表具はグレードの高いものです。
いい感じの二重箱の誂・・。
まだ打ち捨てる決断はつかない・・・・。
離れて鑑賞する分には国画会における橋本雅邦の感じは出ています。