夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

表具完了 鷹図(三幅対) その3 天龍道人筆

2019-03-29 00:01:00 | 掛け軸
幼稚園は春休み。その休みを利用して家内と息子は警察博物館?にお出かけしてきたようです。



テレビの機動捜査隊、相棒、科捜研の女など警察を主体としたドラマが息子は大好きで、録画を繰り返して観ています。



将来は警察官になると言い切っています。



帰宅して息子の話を聴いているととてもハイな状態・・、よほど愉しかったのでしょう。展示場の階段を何度も上り下りして愉しんだらしい。

さて本日は本ブログでなんども取り上げている天龍道人の作品の紹介です。天龍道人の作品はあまた市場の出ましたが、あまり保存状態の良いものはありません。これは屏風や襖から剥がした作品が多くあり、陽に晒される時間が長かったり、あまり著名な画家でなかったので大切にされていなかったことなどに起因しているのでしょう。

本日紹介する作品(2014年6月に投稿)も入手時にはまくりの状態でシミのひどい作品でした。「まくり」の状態で本ブログにてすでに作品は紹介しています。

鷹図(三幅対)その3 天龍道人筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦520*横1300



表具する前のまくりの状態はかきのとおりです。

  

左幅







中幅







右幅







枯淡の粋に達した93歳の天龍道人の傑作です。海外からも高く評価されています。



表具と同時に箱を誂えました。



三幅対となると順番が解らない人もいようかと紐の保護紙に記入しておきました。パトカー、白バイ、ヘリコプターの三幅対・・???



これで古い作品を生き返させるという小生の任務のひとつを終了しましたが、まだ天龍道人の作品の双幅、三幅対の作品がまくりのままです。双幅、三幅対をほおっておけないのは、天龍道人の作品は一幅の作品より双幅や三幅対の作品のほうが圧倒的に迫力があるからです。



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