息子の小学校は休校、小生は在宅勤務。家にこもっているとストレスが互いにたまるので、息子は週末は畑にて収穫へ・・。小生は家に居てもしたいことは山ほどある。
サヤエンドウ? スナップエンドウ? 両方混じったらしい・・・。
男の隠れ家に避難も感がらますが、そうもいかず・・・。ともかく互いにストレスが溜まらぬように・・・。
本日紹介する寺崎廣業「寿老」は後述にもあるように、知人の依頼で同題の寺崎廣業の作品を手放していることからトラウマ的に咄嗟に入手した作品です。
寿老 寺崎廣業筆 明治35年(1902年)頃
絹本水墨着色軸装 軸先象牙 誂箱
全体サイズ:横622*縦2095 画サイズ:横500*縦1275
後述の作品よりこちらの作品のほうが年代的に若いのですが、この当時の寺崎廣業の作品は出来が良いものが多くあります。
とくに人物画、とくに美人画には佳作が多いようです。
鍛錬した水墨画の技術、朦朧体への発展を思わせる輪郭を省略した描き方はこの当時から見られますね。
本作品の落款と印章は下の写真左です。文献資料の印章は下の写真右ですが、拡大写真のぼやけていますが印章が一致します。この印章が押印された作品は明治35年前後から大正期まで押印され、意外に数は少ない方かもしれません。期間が長い時期にわたって押印され、なぜかしら少し印影が違うものもあり、要注意な印章でもあり得ます。落款は当方の所有する「護良親王図(明治33年1900年頃)」の落款の書体と同じことから同時期の作と推定されます。
表具もしっかりしていますので、おそらく共箱であった作品と推定されます。なんらかの理由で共箱がなくなったものではないでしょうか?
現在、収納箱は誂え中です。
なお「寿老」の参考作品には下記の作品が在ります。
寿老 寺崎廣業筆
水墨着色絹本共箱
画サイズ:横416*縦1146
この作品は10年以上前に友人からの依頼で思文閣に売却されましたが、当時で10万円の引き取り価格でした。
思文閣からの売却価格は当方で知る由もありませんが、残念ながら掛け軸の評価の下がった今ではもっと安い価格でしょう。
下記の写真が作品中の落款と印章で、「三本廣業」になっている字体から明治末年頃から大正期かけての作品と推定されます。真作には相違ありませんが、印章は本日紹介した作品とは違う印章です。
共箱もきちんとしている作品でした。共箱の印章はほぼ一貫して下記の印章です。意外に共箱へ押印されている印章は種類が少ないようですが、これは横山大観も同じです。なお横山大観は一部の丸印(変形)を除き、共箱の印章は原則として朱文長方印です。
いろいろと記しましたが、本作品ほど出来の良い作品は寺崎廣業の作品については市場の出回ることはかなり少なくなってきています。
席画程度の作品を多作したために市場では非常に低い評価を受けていますので、きちんとした作品の入手に心がける必要のある画家です。
さてサヤエンドウとスナップエンドウのごとく、玉石混合?の当方の蒐集作品、ともかくストレスの溜まらない収穫が一番・・、もとい蒐集。
サヤエンドウ? スナップエンドウ? 両方混じったらしい・・・。
男の隠れ家に避難も感がらますが、そうもいかず・・・。ともかく互いにストレスが溜まらぬように・・・。
本日紹介する寺崎廣業「寿老」は後述にもあるように、知人の依頼で同題の寺崎廣業の作品を手放していることからトラウマ的に咄嗟に入手した作品です。
寿老 寺崎廣業筆 明治35年(1902年)頃
絹本水墨着色軸装 軸先象牙 誂箱
全体サイズ:横622*縦2095 画サイズ:横500*縦1275
後述の作品よりこちらの作品のほうが年代的に若いのですが、この当時の寺崎廣業の作品は出来が良いものが多くあります。
とくに人物画、とくに美人画には佳作が多いようです。
鍛錬した水墨画の技術、朦朧体への発展を思わせる輪郭を省略した描き方はこの当時から見られますね。
本作品の落款と印章は下の写真左です。文献資料の印章は下の写真右ですが、拡大写真のぼやけていますが印章が一致します。この印章が押印された作品は明治35年前後から大正期まで押印され、意外に数は少ない方かもしれません。期間が長い時期にわたって押印され、なぜかしら少し印影が違うものもあり、要注意な印章でもあり得ます。落款は当方の所有する「護良親王図(明治33年1900年頃)」の落款の書体と同じことから同時期の作と推定されます。
表具もしっかりしていますので、おそらく共箱であった作品と推定されます。なんらかの理由で共箱がなくなったものではないでしょうか?
現在、収納箱は誂え中です。
なお「寿老」の参考作品には下記の作品が在ります。
寿老 寺崎廣業筆
水墨着色絹本共箱
画サイズ:横416*縦1146
この作品は10年以上前に友人からの依頼で思文閣に売却されましたが、当時で10万円の引き取り価格でした。
思文閣からの売却価格は当方で知る由もありませんが、残念ながら掛け軸の評価の下がった今ではもっと安い価格でしょう。
下記の写真が作品中の落款と印章で、「三本廣業」になっている字体から明治末年頃から大正期かけての作品と推定されます。真作には相違ありませんが、印章は本日紹介した作品とは違う印章です。
共箱もきちんとしている作品でした。共箱の印章はほぼ一貫して下記の印章です。意外に共箱へ押印されている印章は種類が少ないようですが、これは横山大観も同じです。なお横山大観は一部の丸印(変形)を除き、共箱の印章は原則として朱文長方印です。
いろいろと記しましたが、本作品ほど出来の良い作品は寺崎廣業の作品については市場の出回ることはかなり少なくなってきています。
席画程度の作品を多作したために市場では非常に低い評価を受けていますので、きちんとした作品の入手に心がける必要のある画家です。
さてサヤエンドウとスナップエンドウのごとく、玉石混合?の当方の蒐集作品、ともかくストレスの溜まらない収穫が一番・・、もとい蒐集。