夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

栗 青木大乗筆

2010-07-31 09:48:55 | 日本画
栗 青木大乗筆
絹本着色軸装軸先象牙 五十川昇乗鑑定箱二重箱
全体サイズ:縦1480*横780 画サイズ:縦510*横460

私の専門分野である「日本画」の掛け軸を久しぶりに投稿します

どうも日本画は、写真撮影の状況が日中でなくては難しいので投稿は大変です

アクセス件数は投稿しないとすぐに減りますね・・






青木大乗は「栗」を題材にしていくつかの作品が残っていると思われます。




お弟子さんの五十川昇乗が鑑定を書かれた箱があります。

外箱のメモから1960年7月頃の作品と思われますが、詳細は不明です。



本当に掛け軸は安くなりました。

床の間がなくなり、掛け軸を額装にしてしまうことも非常に多いようです。

掛け軸の扱い方、名前、表具などがどんどん忘れられていくのでしょうか?

マンション住まいの便利さの中で伝統と技術が少しずつ、しかし確実に失われていきます。







青木大乗:(あおきだいじょう)明治24年(1891)~昭和54年(1979)、87才没。日本画家。大阪生。本名は精一郎、初号は宏峰。関西美術院で洋画を、京都絵専で日本画を学ぶ。新澄社洋画研究所を創設するが、のち解散して日本画に転ずる。結城素明、川崎小虎らと大日美術院を結成。同院解散後は無所属作家として個展の制作発表を中心に活躍。欧米や中国を歴遊し、写実を基本に深い画趣をたたえる作品を描いた。初期は克明な写実描写と油絵の技法も加味し、晩年は水墨画、大画日本画壇でも異色の存在であった1963年、大阪府・大阪市合同の芸術賞受賞。

五十川昇乗:(いそがわ しょうじょう) 大正7年生まれ。青木大乗に師事。文部大臣賞、紺綬褒章2回、外遊3回


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (寅吉)
2010-08-02 10:01:43
掛け軸の日本画「栗」は、初秋の季節感がタップリ。しかも、栗の新皮には艶々した、まだ柔らかさを残した硬さも感じさせ、ところどころに、まだ緑が残るイガイガもホンワリしています。
栗の実の部分には、まだ苦みを少し残しているようで・・・。
ところで、最近のブログへのアクセス件数が確かに鰻登りですね。浦和のウナギが夏バテ解消と共にブログにまで相乗効果が発揮されているのかもしれませんね。
返信する
アクセス件数 (夜噺骨董談義  )
2010-08-02 13:24:12
いつもコメントありがとうございます。
栗の絵は私も気に入っています。

アクセス件数は、たしかに少しずつ増えているようですが、ブログに載せるのが大変

写真撮影のデータが一部、HDの故障でなくなったこともあり、まが質も悪いので新たに写真撮影をしながら投稿しています。
作品や話題には事欠かないのですが・・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。