近所でメダカを飼っている方から稚魚を頂いて2年半、まだ二匹が生き残っています。
先日、畑で採れたブルーベリーを届けたら、祖母がその話をしてたようで、今回のかなりの数の稚魚を頂いてしまった・・・
とても小さな稚魚で肉眼でようやく見えるくらいの大きさです。
エサなどの世話をしていると一週間もしないうちにどんどん大きくなりますが、その成長度合いには個体差があるようです。発泡スチロールが温度変化にはいいようですが、数の割には狭くなり、増設に次ぐ増設です。
さて本日は手軽に楽しめる色紙の作品。額も気に入ったものを数点を要しておくと作品を入れ替えて展示の雰囲気を変えて楽しめますね。
本日は最近入手した色紙の4作品を紹介します。まずは中村岳陵の「燕」を描いた作品ですが、額も気分で入れ替えてみるのも愉しいと思います。
1.燕 中村岳稜筆
紙本水墨 色紙 紙タトウ
作品サイズ:横240*縦270
色紙ながらさすがは中村岳の作品ですね。
季節を愉しめる作品となっています。
当方で所蔵している同じく色紙の作品「茄子」(下記写真右)と同一印章のようです。
最初の額はちょっと古いものです。吊り紐を掛ける部分は金物ではなく皮で出来ています。
色紙はタトウに包んで保存し、さらには念のため箱や桐の箪笥の引き出しなどに収納しましょう。
掛け軸や額装と違って保存には気を使う必要があります。当方ではこの作品はタトウに包んで若狭塗の箱と紙箱に収納しています。
次は小色紙です。こちらも同様に若狭塗の箱に保管しています。小色紙用のタトウは市販されていますが、額は意外にも小色紙用は数が少ないので、オリジナルを自分で用意しておくとよいでしょう。
タトウにはきちんと作品名と説明書を添付しておきましょう。
2.色紙 菊図 平福百穂筆 大正13年(1924年)頃
絹本水墨淡彩(金彩) 色紙 タトウ入
画サイズ:縦270*横240
*手前は初期伊万里の山水図の皿です。
平福百穂の描いた「菊図」です。当方でも菊を描いた作品は数点あります。この作品は20名前後の画家が菊を描いたまとまった作品の中のひとつです。
中村岳陵と同様にひとめで真作と判断できる作品です。
大正期後半から昭和期にかけての作と推定されます。
百穂は百穂の筆致が特徴的です。
色紙という作品はエキスが凝縮されているので、真贋の見極めはある程度簡単なのかもしれませんね。
本作品の印章は当方の他の所蔵作品にも押印されている朱文白長方印「白田舎之人」(白田舎は平福百穂の画塾の名)が押印されています。資料にも掲載されています(下記写真右)。
次は普通の色紙サイズの木村武山の作品です。木村武山の色紙作品は珍しいかもしれませんね。当方では「鰻」を描いた作品を紹介してます。
3.菊図 木村武山筆
絹本着色金泥色紙 タトウ入
画サイズ:縦272*横241
仏画を含めて「カラーリスト」と称されるほど極色彩の作品が見事な木村武山らしい作品です。
派手な色遣いは難しい菊という題材を見事に色紙というサイズであでやかに描いています。
このあたりが現代の画家と違う点です。技術も修練もない現代の画家には色紙の見事な作品は描けないでしょう。
このような点が私が色紙の作品を蒐集する理由でもありますが、近代画家で色紙に描ける画家は非常に少ないと思います。
次はまた小色紙の作品です。
4.菊図 荒木十畝筆
絹本着色金彩色紙 タトウ入
画サイズ:縦270*横240
荒木十畝もまた贋作の多い画家です。
花鳥画ですので、それなりの四条派の画家の贋作が多いですね。
この作品は当方では真作と判断しています。
荒木十畝でしか描けない風情がありますね。
字もまた上手なのがこの画家の特徴です。
むろん色紙の作品ばかりでも目利きにはなれないように思います。大きな作品で経験を積むと色紙の作品は楽に見分けができるといった方が適切かもしれませんね。
まるでメダカのごとくどんどん数が増える色紙の作品で、収納する額も箱も増設に次ぐ増設・・・・
先日、畑で採れたブルーベリーを届けたら、祖母がその話をしてたようで、今回のかなりの数の稚魚を頂いてしまった・・・
とても小さな稚魚で肉眼でようやく見えるくらいの大きさです。
エサなどの世話をしていると一週間もしないうちにどんどん大きくなりますが、その成長度合いには個体差があるようです。発泡スチロールが温度変化にはいいようですが、数の割には狭くなり、増設に次ぐ増設です。
さて本日は手軽に楽しめる色紙の作品。額も気に入ったものを数点を要しておくと作品を入れ替えて展示の雰囲気を変えて楽しめますね。
本日は最近入手した色紙の4作品を紹介します。まずは中村岳陵の「燕」を描いた作品ですが、額も気分で入れ替えてみるのも愉しいと思います。
1.燕 中村岳稜筆
紙本水墨 色紙 紙タトウ
作品サイズ:横240*縦270
色紙ながらさすがは中村岳の作品ですね。
季節を愉しめる作品となっています。
当方で所蔵している同じく色紙の作品「茄子」(下記写真右)と同一印章のようです。
最初の額はちょっと古いものです。吊り紐を掛ける部分は金物ではなく皮で出来ています。
色紙はタトウに包んで保存し、さらには念のため箱や桐の箪笥の引き出しなどに収納しましょう。
掛け軸や額装と違って保存には気を使う必要があります。当方ではこの作品はタトウに包んで若狭塗の箱と紙箱に収納しています。
次は小色紙です。こちらも同様に若狭塗の箱に保管しています。小色紙用のタトウは市販されていますが、額は意外にも小色紙用は数が少ないので、オリジナルを自分で用意しておくとよいでしょう。
タトウにはきちんと作品名と説明書を添付しておきましょう。
2.色紙 菊図 平福百穂筆 大正13年(1924年)頃
絹本水墨淡彩(金彩) 色紙 タトウ入
画サイズ:縦270*横240
*手前は初期伊万里の山水図の皿です。
平福百穂の描いた「菊図」です。当方でも菊を描いた作品は数点あります。この作品は20名前後の画家が菊を描いたまとまった作品の中のひとつです。
中村岳陵と同様にひとめで真作と判断できる作品です。
大正期後半から昭和期にかけての作と推定されます。
百穂は百穂の筆致が特徴的です。
色紙という作品はエキスが凝縮されているので、真贋の見極めはある程度簡単なのかもしれませんね。
本作品の印章は当方の他の所蔵作品にも押印されている朱文白長方印「白田舎之人」(白田舎は平福百穂の画塾の名)が押印されています。資料にも掲載されています(下記写真右)。
次は普通の色紙サイズの木村武山の作品です。木村武山の色紙作品は珍しいかもしれませんね。当方では「鰻」を描いた作品を紹介してます。
3.菊図 木村武山筆
絹本着色金泥色紙 タトウ入
画サイズ:縦272*横241
仏画を含めて「カラーリスト」と称されるほど極色彩の作品が見事な木村武山らしい作品です。
派手な色遣いは難しい菊という題材を見事に色紙というサイズであでやかに描いています。
このあたりが現代の画家と違う点です。技術も修練もない現代の画家には色紙の見事な作品は描けないでしょう。
このような点が私が色紙の作品を蒐集する理由でもありますが、近代画家で色紙に描ける画家は非常に少ないと思います。
次はまた小色紙の作品です。
4.菊図 荒木十畝筆
絹本着色金彩色紙 タトウ入
画サイズ:縦270*横240
荒木十畝もまた贋作の多い画家です。
花鳥画ですので、それなりの四条派の画家の贋作が多いですね。
この作品は当方では真作と判断しています。
荒木十畝でしか描けない風情がありますね。
字もまた上手なのがこの画家の特徴です。
むろん色紙の作品ばかりでも目利きにはなれないように思います。大きな作品で経験を積むと色紙の作品は楽に見分けができるといった方が適切かもしれませんね。
まるでメダカのごとくどんどん数が増える色紙の作品で、収納する額も箱も増設に次ぐ増設・・・・