2004年2月編集
名前
ミュラー・カトワール
場所
ノイシュタット アン デア ヴァインシュトラーゼ
特記
フランス名前から分かるようにカルバン派ユグノーの家系。 1744年以来の九代目。中小規模高品質の醸造所としても近年脚光を浴びた。その後の品質も安定している。
履行日時
2004年1月30日
試飲ワイン
2002年ハムバッハー・レーマーブルンネンの辛口リースリングキャビネット、
2002年ムスバッハー・エーゼルハウトの辛口リースリングキャビネット、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口リースリングキャビネット、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ(樽1)、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ(樽2)、
2002年ギメルディンガー・マンデルガルテンの辛口シュペートレーゼ、
2001年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口ムスカテラー種、
全八種類。
感想
キャビネットでは、ブュルガーガルテンが辛さを強く出していた。エーゼルハウトはコンパクトで舌の上で踊り小惑的、レーマーブルンネンはノイシュタットの谷の南側になり南ワイン街道の地質の特徴が出ているようで味は浅いが風味が最も良かった。2002年のブュルガーガルテンの二種類のシュペートレーゼは、原料が殆ど同じながら時間的に片や短く、片や長く醸造されている。因って前者の方が胡椒のようにぴりっとする感じで、後者は丸みがあるが酵母臭の後味が残る。シュペートレーゼ三つ目のものが新鮮で口中ダイレクトに当たるワイン。 2001年のブュルガーガルテンと比べると明らかに香りの広がりと軽さに欠ける。ここの醸造所でも2002年は、醸造の妙が試みられた。決して悪いヴィンテージではないようだが、大規模醸造所に比較するとばらつきが出やすいようだ。 2002年の辛口ムスカテラー種のワインは、高品質だが食事を選ぶかデザートワインにしたい。
総論
古い抵抗力のある株を使って、日照り・病気などの外敵に備えるとともに環境保護を達成する考え方はこの10年ほどで普及した。その徹底が示すのか、品質が安定している。この纏まりのある個性を良しとする人は、今後も迷わず御用達ブランドとするだろう。価格設定も手頃だが、日常消費品にはすこし高価。大事にとっておいて時々消費するワインだ。酵母処理・除去後にそっと寝かして瓶詰めするというので、ヴァインシュタインの沈殿を見やすいようだ。ここの充実感のある味覚はここにも起因しているようで、角が立たない豊満感が特徴。
名前
ミュラー・カトワール
場所
ノイシュタット アン デア ヴァインシュトラーゼ
特記
フランス名前から分かるようにカルバン派ユグノーの家系。 1744年以来の九代目。中小規模高品質の醸造所としても近年脚光を浴びた。その後の品質も安定している。
履行日時
2004年1月30日
試飲ワイン
2002年ハムバッハー・レーマーブルンネンの辛口リースリングキャビネット、
2002年ムスバッハー・エーゼルハウトの辛口リースリングキャビネット、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口リースリングキャビネット、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ(樽1)、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ(樽2)、
2002年ギメルディンガー・マンデルガルテンの辛口シュペートレーゼ、
2001年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口シュペートレーゼ、
2002年ハルター・ブュルガーガルテンの辛口ムスカテラー種、
全八種類。
感想
キャビネットでは、ブュルガーガルテンが辛さを強く出していた。エーゼルハウトはコンパクトで舌の上で踊り小惑的、レーマーブルンネンはノイシュタットの谷の南側になり南ワイン街道の地質の特徴が出ているようで味は浅いが風味が最も良かった。2002年のブュルガーガルテンの二種類のシュペートレーゼは、原料が殆ど同じながら時間的に片や短く、片や長く醸造されている。因って前者の方が胡椒のようにぴりっとする感じで、後者は丸みがあるが酵母臭の後味が残る。シュペートレーゼ三つ目のものが新鮮で口中ダイレクトに当たるワイン。 2001年のブュルガーガルテンと比べると明らかに香りの広がりと軽さに欠ける。ここの醸造所でも2002年は、醸造の妙が試みられた。決して悪いヴィンテージではないようだが、大規模醸造所に比較するとばらつきが出やすいようだ。 2002年の辛口ムスカテラー種のワインは、高品質だが食事を選ぶかデザートワインにしたい。
総論
古い抵抗力のある株を使って、日照り・病気などの外敵に備えるとともに環境保護を達成する考え方はこの10年ほどで普及した。その徹底が示すのか、品質が安定している。この纏まりのある個性を良しとする人は、今後も迷わず御用達ブランドとするだろう。価格設定も手頃だが、日常消費品にはすこし高価。大事にとっておいて時々消費するワインだ。酵母処理・除去後にそっと寝かして瓶詰めするというので、ヴァインシュタインの沈殿を見やすいようだ。ここの充実感のある味覚はここにも起因しているようで、角が立たない豊満感が特徴。