Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

その時は未知の人だった

2020-07-05 | 
朝一番で走った。天気は良かったので森の一部は寒々していた。しかし二十メートルも進むと蒸し暑さもあり、陽射しがあって空気が淀んでいた。車外温度は12.5度だったので、冷えているところは10度に近かったと思う。午後は温度が上がって26度だから、その温度差は大きい。

週明けの床屋の予約が取れていなかったならば憂鬱だったかもしれないが、サマーカットすればどんと来いという感じだ。髪の毛が短くなると衛生的にも良い。

歯のブリッジを入れて暫く歯間ブラシを切らしていたら炎症を起こした。それを治していくのにそれ以上に時間が掛かかる。歯を抜いたところの顎の骨が合わせてくるのには半年ぐらい掛かるらしいが、歯茎も時間が掛かるのだろう。歯科衛生士さんに最初からその隙間の事を話していたので思いっきり指で潰された。その後遺症も何週間もあった。だから歯茎が確りしてくるまではどうしてもバクテリアが溜まりやすいのだろう。当分は歯間ブラシを手放せない。

医療保険は契約通り半分を支払ってきた。これは助かる。その額で眼鏡を作れるだろう。但し濃密接触になるので考えものだ。少なくともマスクなどをしている限りは小売り経済は簡単に戻らないだろう。

ネット放送を見ていたら、東京都知事候補宇都宮の最終放送がとても面白かった。以前から候補になっているときの演説やら話しを見聞きしていたが、今回は大分印象が良かった。なによりも具体的なことをよく研究しているのかとても詳しい。様々な業種の人と話していてもその内容が痛いところに手が届くようなもので、弁護士でもその都度にもそこまで立ち入れるかと思うほど事情通だ。すると番組の内容自体がとても高度になっていた。以前は築地の事にでもその党派性を強く感じたが、そうした党派性霧消させる程に具体的になった。

選挙制度にも批判を呈しているようだが、やはりこうした態度を吟味できるような選挙活動でなければ意味が無い。たとえ東京がメガシティーとしてその規模がどれほど大きくても市井の実情に対しての対応が出来ない限り共同体の行政にはならない。地方行政の首長としての勉強を飽くなくしていることがよく分かった。流石伊達に日弁連の会長を務めていた人ではないと分かった。

ミュンヘンのオペルンフェストのアーカイヴ録音から2004年の「ラトラヴィアータ」を聴いている。デビュー当時のアンニャ・ハルテロスが流石にしっかり歌っている。2001年にコンクールの審査委員を務めていて先ごろ亡くなった劇場の支配人ピーター・ヨーナスの推挙で登場が決まったようだが、その体格だけの声も出ている。2015年のバーデンバーデンのマルシャリンも悪くは無かった。未知の歌手だったのでこんなに立派に歌う人がいたのかと思った。やはりここ数年の疲労感が強く、技術的に失望することの連続だった。しかしそのインタヴューを聞くとなるほどミュンヘンでは人気が衰えないのも頷ける。来年はイゾルテを歌うので、その役へ上手く合して行って欲しい。

しかし、演出のヴァリコフスキーもそうだが、キリル・ペトレンコのコンセプトはハルテロスとヨーナス・カウフマンの二人の期用という事で大分定まってくるのではないかと思う。問題なく上演できることへの期待が膨らむ。



参考:
やはりライヴに来て 2018-12-11 | 音
伯林の薔薇への期待の相違 2015-03-29 | 音

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