Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

チェス盤状に聴衆を配置

2020-07-24 | 料理
新たなザルツブルク情報。HPには無かった情報として、座席をチェス盤のようにいれるということで、すると二席毎となる。2179席が大劇場、1438席がフェルゼンライトシューレで、其々1000席、700席を入れるという事だろう。これは可成り危ない。基本としてオーストリアの1mのソーシャルディスタンシングに館内移動はマスクを着けてとなっている。

これだけの情報で躊躇するドイツからの訪問者は多いと思う。移動中の1mは明らかに密だ。知る限り、ドルトムントの街中がその感じだったので、あれでは駄目だと思った。案の定、新感染指数9とかで高止まりである。時間が立たないと動かしながらではあの程度の距離感で生活していては消滅には遠いと思う。

そして舞台関係者を三種類に別ける赤色、オレンジ、黄色は、其々舞台上で近くに寄って歌や演技などをする人々、次にその人達の近くで若しくはマスク無しで仕事をする人々、最後に通常のマスク着用で仕事をする人などである。その段階によって四日以内のPCR検査などが実施される。ざっとこうしたところだ。

一見、充分に管理されているように見えるがそもそもPCR検査を四日以内に受けても三割の偽陰性もあり、そもそも完全隔離されている訳ではない。症状が出ていない者がPCR検査を受けても殆ど価値が無い。それ以上に一度感染者が赤とかオレンジの中に出ると続行中止という事になるのではなかろうか。手筈が整えてあるのは黄色部門での陽性の場合ぐらいではないかと思う。実質的に舞台稽古の板の上で若しくは奈落で一人でも出ると二週間の自粛となって致命傷である。

この24時間でザルツブルク市内で3人の陽性が確認されている。新感染指数では16とヴィーンの26よりは大分マシである。ドイツで相当するのはボッフムとかその程度で上位二十傑に入るだろう。ミュンヘンが6.9という事で、そこからは恐ろしくて行けない。兎に角、オーストリアの状況は良くない。

そこで地元などのコロナ状況を見るとやはり飛行機でバルカン半島から戻って来る旅行者にはPCR検査が必要になっているようだ。オーストリアは関係が強いためでもあるが全ての感染はバルカン関連とされているが、俄かに信じられなかった。しかし実際にそこの感染状況は悪いので、医療の問題や今後の火種になる可能性は捨てきれない。

寝坊をすると陽射しが射して走るのも苦しくなる。何とか一部を除いては木漏れ日程度で気持ちよく走れた。一年で一番暑い二週間ほどだ。乾燥しているので気持ちはよいが、朝食にはクヴァークを付けた。日本では北海道の人しか食さない牛乳のおからである。だから同じようにおいしく食そうと思うと、卵やら蜂蜜やらと色々なものを入れるので結構高級な朝食となる。今回は前夜にジャガイモに付けて食したのでそれだけ豪華な感じもする。



参照:
ヨーグルトとトッペン 2005-10-05 | 料理
音楽祭百周年記念番組 2020-07-13 | 文化一般


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