ザルツブルクでの感染が広がっている。病院の医師など25人が隔離されている。先日は警察官でこれは感染ルートが掴めなかったのだろう。今回はボスニア出身の婆さんの患者からとある。バルカン半島からの感染者が問題になっている。ザルツブルクの方針は最大限のPCRテストを行い、少なくとも公的や観光にあたる人達から感染しないように、陽性者の発覚と隔離に全てを掛けている。ffp2マスクで市民は苦労しても、観光客が減るようなことは一切しないとその方針が徹底しているようだ。要するに迎える方は隔離を徹底すれば観光客には感染が広がらない。先ずは夏を乗り越える事、それに全ての努力が向けられている。観光も郊外などはまだ催し物の数が少ないために埋まっていないようだが、結構の予約がなされているようだ。音楽祭が三分の一の規模しか無ければそれは当然かもしれない。
ザルツブルクはバイロイトに対抗して音楽祭が置かれたらしい。百周年記念番組で色々な情報が流れる。そのバイロイトに関して再び管理理事長がバイエルン放送局に改めて語っている。先ずは、祝祭劇場は2022年の「指輪」の舞台作りをするので使えないという。また、2021年の音楽祭は行う心算で準備していて、既に発表されたように発売時期は延長されるが、その実行へは多難であると語っている。
友の会などの為に見学などを予定して、既に発表されたようにティーレマン指揮の催し物なども予定されている。また本来の開幕日には毎年の様に早くから滞在している元祖音楽監督が楽匠の手紙を朗読するかもしれないとしている。そして繰り返し、秋からカタリーナ・ヴァークナーが戻って来るかどうかという話しで、また取締役に応募したという数が今回は百人から五十人へと半減している。書類選考が進んでいるのかもしれないが、正直この元バイエルン州財務大臣の言葉は裏読みしなければいけない。
理事長は、早期の中止の判断が正しくそれ以外の決断の可能性は無かったとする。それは客席の問題よりも奈落の管弦楽団の問題だったと、狭いと表現する。勿論換気も公の空調が無いためにとしている。
催し物もフォローリアンフォークトとニールントのローエングリンの湖畔のオープンエアーがハイライトになるとしていて、それも小さな編成とピアノの伴奏である。お馴染のグロースボェックの歌のオープンエアーもある。
要するに元祖指揮の演奏会も放送の予定は入っているが、何らかの話題になるものかどうかは分からない。少なくとも理事長は元祖に会いに行く様だ。カタリーナが復帰する前の下交渉という立場であろうが、けりをつけるという事になりそうである。昨年もザルツブルクの復活祭の交渉の為に新支配人のバッハラーが元祖に会いに行って会えなかった。しかし今回は会わないというわけにはいかないだろう。
前回書き残したことがあった。ベルリナーフィルハーモニカーの第一ヴァイオリンのコンツェルトマイスターの後ろで弾いていたシュテルン氏の話しである。ザビーネマイヤー騒動でカラヤンとの間にも確執が生じたがその時のカラヤンに付いた支配人との関係でも大きな問題があったというのだ。それはベルリナーフィルハーモニカーの室内楽活動や所謂ムッケと呼ばれる余興の仕事の問題だったとされる。
それ以前にクラリネットのカール・ライスターなどがコンサートに出ることなく、クルーズ船で小遣い稼ぎをしていたりして、客演指揮のオイゲン・ヨッフム等が苦情していたりしていたとする。当時公式に許可されていた活動は12チェロ合奏団とかベルリンのフィルハーモニカーを名乗るものは限られて、それ以外には四重奏団などが自身の名前で活動していたりで活動が限られていた。今は誰もが小遣い稼ぎのムッケに忙しく、フィルハーモニカーの名前でそれがなければ相手にされないようなソロ活動までをしているのである。そのフィルハーモニカーの自由の確保という事でもあったのだろう。女性のフィルハーモニカーが生まれる前の事であった。
参照:
四苦八苦している内実 2020-07-17 | 雑感
保留付の意味とは 2020-07-16 | ワイン
ザルツブルクはバイロイトに対抗して音楽祭が置かれたらしい。百周年記念番組で色々な情報が流れる。そのバイロイトに関して再び管理理事長がバイエルン放送局に改めて語っている。先ずは、祝祭劇場は2022年の「指輪」の舞台作りをするので使えないという。また、2021年の音楽祭は行う心算で準備していて、既に発表されたように発売時期は延長されるが、その実行へは多難であると語っている。
友の会などの為に見学などを予定して、既に発表されたようにティーレマン指揮の催し物なども予定されている。また本来の開幕日には毎年の様に早くから滞在している元祖音楽監督が楽匠の手紙を朗読するかもしれないとしている。そして繰り返し、秋からカタリーナ・ヴァークナーが戻って来るかどうかという話しで、また取締役に応募したという数が今回は百人から五十人へと半減している。書類選考が進んでいるのかもしれないが、正直この元バイエルン州財務大臣の言葉は裏読みしなければいけない。
理事長は、早期の中止の判断が正しくそれ以外の決断の可能性は無かったとする。それは客席の問題よりも奈落の管弦楽団の問題だったと、狭いと表現する。勿論換気も公の空調が無いためにとしている。
催し物もフォローリアンフォークトとニールントのローエングリンの湖畔のオープンエアーがハイライトになるとしていて、それも小さな編成とピアノの伴奏である。お馴染のグロースボェックの歌のオープンエアーもある。
要するに元祖指揮の演奏会も放送の予定は入っているが、何らかの話題になるものかどうかは分からない。少なくとも理事長は元祖に会いに行く様だ。カタリーナが復帰する前の下交渉という立場であろうが、けりをつけるという事になりそうである。昨年もザルツブルクの復活祭の交渉の為に新支配人のバッハラーが元祖に会いに行って会えなかった。しかし今回は会わないというわけにはいかないだろう。
前回書き残したことがあった。ベルリナーフィルハーモニカーの第一ヴァイオリンのコンツェルトマイスターの後ろで弾いていたシュテルン氏の話しである。ザビーネマイヤー騒動でカラヤンとの間にも確執が生じたがその時のカラヤンに付いた支配人との関係でも大きな問題があったというのだ。それはベルリナーフィルハーモニカーの室内楽活動や所謂ムッケと呼ばれる余興の仕事の問題だったとされる。
それ以前にクラリネットのカール・ライスターなどがコンサートに出ることなく、クルーズ船で小遣い稼ぎをしていたりして、客演指揮のオイゲン・ヨッフム等が苦情していたりしていたとする。当時公式に許可されていた活動は12チェロ合奏団とかベルリンのフィルハーモニカーを名乗るものは限られて、それ以外には四重奏団などが自身の名前で活動していたりで活動が限られていた。今は誰もが小遣い稼ぎのムッケに忙しく、フィルハーモニカーの名前でそれがなければ相手にされないようなソロ活動までをしているのである。そのフィルハーモニカーの自由の確保という事でもあったのだろう。女性のフィルハーモニカーが生まれる前の事であった。
参照:
四苦八苦している内実 2020-07-17 | 雑感
保留付の意味とは 2020-07-16 | ワイン