バイロイトからの中継が興味深かった。ドイツのゴールデンタイムのニュース等で映像付きで流された。例年は開幕でメルケル首相などが画面を飾るからだろう。しかし今年は取り止めになって、元祖音楽監督のクリスティアン・ティーレマンなどが話していた。そして放送では収録済みのインタヴューが流れた。案の定トンデモないデマ情報を流していた。
その場でコロナ禍に関して振られると、個人的な生活とは別に社会的な問題としても公開文章を大臣宛てに出して名前をそこに連ねていたことを話し出した。そして四月に出してからなんら回答が得られていないと二回も強調していた。
その公開文章とは、歌手のゲルネ、ルネ・パーペ、ヴァイオリンのアンネゾフィームター、リサ・バティアシヴィリ、指揮者ヘンゲルブロック、ティーレマンなどが公演中止で消えたギャラを補償しろと大臣に宛てたものだった。
その事の破廉恥さとこの連中の恥さらしぶりについては既に書いたので繰り返さないが、ここで再び注目を集めるところで繰り返したティーレマンの主張に注目したい。その根拠に於いてフリーランサーを上げていて、連名の所謂トップ稼ぎ手の前に普通のフリーランサーを盾にしようとしていたことだ。これはまさに彼のPEGIDA運動の遣り口と変わらない。なるほどバティシュヴィリもその意味では盾にされている感がある。当然の如くのように税金からの補償を求める遣り口である。だからこの発言は基本的にそうした新極右の遣り口だと認識する。理不尽そのものなのである。
そして早速ネット検索すると数十秒でモニカ・ギュルッタース大臣の回答が文化省のホームページ上に見付かった。公開文章を扱っていたこれまたネトウヨ新聞のDieWeltの日曜日版への投稿を回答としていた。そのレトリックも興味あるところで、その件に関しては重要視していて、芸術家やクリエイター諸氏が職安に行くのも憚れるのは分かるが、社会保険を超える範疇においても、連帯と自共助の活動例えばオーケストラ協会の寄付活動が瞬時に百三十万ユーロの金額を集め、個人的に多額の寄付をした芸術家がいたことに強く心打たれたと名前を出さすにキリル・ペトレンコの事も語っている。まさしく大臣の言う通りこれこそ活きた連帯である。
そして今回名前を連ねた有名芸術家たちの出演料の欠落には、そうした社会保障などは足しにもならないとしている。
しかしそれだけの生活保障だけでは足りないので ― それには持ち家や老後の生活の蓄えなどは含まれない、つまりそれらに手を付けずにの生活の困窮に対して ―、3月15日以前に決まっていた公演などのコロナ中止によるギャラ補償は手取り1000ユーロまでは60%まで支給、それ以上は40%まで、そして2500ユーロを上限とするとある。
勿論上の例では、この額でとっても足りないのはまさしく世界一のギャラを誇るムターらである。恥を知れと彼女ら彼らは言われているのと同じだ。更に社会保障の枠組みで経費も支払われて、音楽家が練習場に自宅を使っていればそれ相応にその住居の広さなど厳密に審査することなく支払われるという。
こうして回答することで、そして読者がそれを読むことで、如何にこ奴らが恥かきだという事がよく分かるのである。綺麗に回答されていて、更に足りない部分は見て行くと書き加えてある。
BRは億劫せずに元祖音楽監督のインタヴューを垂れ流した。これに直ぐに反応するのは私のようなティーレマンウョッチャーしかいないかもしれない。しかしこれらは貴重な記録となる。これをして最早ドイツ連邦共和国内での公職に就くのは無理だと思う。バイロイトはそもそも秋までで、ドレスデンも時間の問題だ。狙っていたヴィーンも駄目だったで、BR交響楽団が一席お座敷を用意しているがそんなに簡単に新たな評価が下される訳が無い。
参照:
公的資金の支援なんて 2020-04-09 | 文化一般
厚顔無恥に十万円呉れてやれ 2020-04-22 | 文化一般
その場でコロナ禍に関して振られると、個人的な生活とは別に社会的な問題としても公開文章を大臣宛てに出して名前をそこに連ねていたことを話し出した。そして四月に出してからなんら回答が得られていないと二回も強調していた。
その公開文章とは、歌手のゲルネ、ルネ・パーペ、ヴァイオリンのアンネゾフィームター、リサ・バティアシヴィリ、指揮者ヘンゲルブロック、ティーレマンなどが公演中止で消えたギャラを補償しろと大臣に宛てたものだった。
その事の破廉恥さとこの連中の恥さらしぶりについては既に書いたので繰り返さないが、ここで再び注目を集めるところで繰り返したティーレマンの主張に注目したい。その根拠に於いてフリーランサーを上げていて、連名の所謂トップ稼ぎ手の前に普通のフリーランサーを盾にしようとしていたことだ。これはまさに彼のPEGIDA運動の遣り口と変わらない。なるほどバティシュヴィリもその意味では盾にされている感がある。当然の如くのように税金からの補償を求める遣り口である。だからこの発言は基本的にそうした新極右の遣り口だと認識する。理不尽そのものなのである。
そして早速ネット検索すると数十秒でモニカ・ギュルッタース大臣の回答が文化省のホームページ上に見付かった。公開文章を扱っていたこれまたネトウヨ新聞のDieWeltの日曜日版への投稿を回答としていた。そのレトリックも興味あるところで、その件に関しては重要視していて、芸術家やクリエイター諸氏が職安に行くのも憚れるのは分かるが、社会保険を超える範疇においても、連帯と自共助の活動例えばオーケストラ協会の寄付活動が瞬時に百三十万ユーロの金額を集め、個人的に多額の寄付をした芸術家がいたことに強く心打たれたと名前を出さすにキリル・ペトレンコの事も語っている。まさしく大臣の言う通りこれこそ活きた連帯である。
そして今回名前を連ねた有名芸術家たちの出演料の欠落には、そうした社会保障などは足しにもならないとしている。
しかしそれだけの生活保障だけでは足りないので ― それには持ち家や老後の生活の蓄えなどは含まれない、つまりそれらに手を付けずにの生活の困窮に対して ―、3月15日以前に決まっていた公演などのコロナ中止によるギャラ補償は手取り1000ユーロまでは60%まで支給、それ以上は40%まで、そして2500ユーロを上限とするとある。
勿論上の例では、この額でとっても足りないのはまさしく世界一のギャラを誇るムターらである。恥を知れと彼女ら彼らは言われているのと同じだ。更に社会保障の枠組みで経費も支払われて、音楽家が練習場に自宅を使っていればそれ相応にその住居の広さなど厳密に審査することなく支払われるという。
こうして回答することで、そして読者がそれを読むことで、如何にこ奴らが恥かきだという事がよく分かるのである。綺麗に回答されていて、更に足りない部分は見て行くと書き加えてある。
BRは億劫せずに元祖音楽監督のインタヴューを垂れ流した。これに直ぐに反応するのは私のようなティーレマンウョッチャーしかいないかもしれない。しかしこれらは貴重な記録となる。これをして最早ドイツ連邦共和国内での公職に就くのは無理だと思う。バイロイトはそもそも秋までで、ドレスデンも時間の問題だ。狙っていたヴィーンも駄目だったで、BR交響楽団が一席お座敷を用意しているがそんなに簡単に新たな評価が下される訳が無い。
参照:
公的資金の支援なんて 2020-04-09 | 文化一般
厚顔無恥に十万円呉れてやれ 2020-04-22 | 文化一般