Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

保留付の意味とは

2020-07-16 | ワイン
ベルリンの秋の音楽祭の改定プログラムが出た。先ずすっぱり欧州の大管弦楽団の客演が消えた。多くはルツェルンなどと共通するものだったりする。大だけでなく中のレシエクルなどとフランスからのそれも無くなっている。理由は分からないが、入場制限が大ホールでも750人までなので精々三席に一人しか座れない。足代顎代を出すのは難しいだろう。一方でフランクフルトからアンサムブルモデルンやヴィーンからクラングフォールムなどは客演する。あとはベルリンの六つぐらいの管弦楽団とイゴール・レヴィット、タベア・ツィムマーマン、ゲルハーハーなどの人気ソリスツが参加する。

注目のベルリナーフィルハーモニカーは二回演奏するが、三日間続けてのキリル・ペトレンコ指揮のプログラムはスーク作とクセナキスの作品が無くなりその代りのドヴォルジャークの交響曲五番が演奏される。もう一つのベルクのヴァイオリン協奏曲は其の侭変わらず。

こうしたプログラムの変更が少なくとも12月までは続きそうで、如何に編成の大きさの制限の中で多彩な音楽をやるかである。同時に全面禁止になっているRIAS合唱団メムバーの演奏会は保留付となっている。

カタリーナ・ヴァークナの近況が伝えられた。インタヴューに答えて管理協会の理事長が先週電話して話したとその状況を伝えた。リハビリが進んでいて月内に次の段階に行くかもしれないというものだ。すると秋には職務に戻れるかもしれないという意思表示があったとするものである。

なるほど具体的な事象を語ってはいる。意識が確りあって、自身のリハビリと今後を語ったのは間違いないであろう。しかし業務に関しての決済に関してや今後に関しての情報は以下の通りで、何が具体的に両者で話されたかは全く明らかではない。

次期取締役を9月、10月で人選を決定する。また、2021年のヴァークナーフェスティヴァルは、券の発売遅らすことで、7月中にプログラムを発表する事を模索とある。先週電話で確認をとったのはこの件であろうが、それほど細かな事では無くやはり大まかな変更の必要性が確認されたのだろうか。恐らく、電話確認したことで個人的にも一任を得たという事だろう。

本来ならば代理の取締役の役柄だが、代わりに誰かが決裁という事には変わりないので、秋には復帰と流したと思われる。そこが本当の病状に関してはアヤフヤになっている感じがする点でもある。

グロースゲヴェックスのリースリング「フリューリングスプレッツュヘン」を開けた。また若飲みで二年を切っている。だから最初の試飲の時との差を把握することでしかない。魅力的な果実風味は堅調だが同時に若干苦みを感じる。恐らくこれは最初の酸が落ちたからだと思われる。今後の瓶熟成で期待されるのは苦みの中に隠れているミネラル要素が果実風味と共に開いてくることである。次開けるならばやはり二年ほど待ちたい。練れてくると良いと思った。



参照:
合唱するための必要条件 2020-07-15 | 文化一般
紫の華には猛毒が 2020-06-29 | 雑感
コメント
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