Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

音楽LinuxPCの掃除

2020-07-23 | 文化一般
週末からバイロイト音楽祭中継などがある。本年は公演が中止になっているので、アーカイヴから流される。一度だけは小さな音楽会が生中継される。先ずは、2015年から「指輪」全曲で土曜日から四日間続く。2014年と2015年の演奏には一長一短があり、既に2013年からの録音は所持している。しかしPCオーディオ事初めが2014年だったので、また放送局のデーター量も少なかったので、2015年の生中継なども録音し直さなければいけない。

昔から長いだけに中々録音に成功したことが無かったのだが、今回も専用LinuxPCのディスクに余裕がなくなったので掃除した。現在のアップサムプリンググレードで19時間ほどの録音時間が捻出できた。一夜一夜整理して行けば問題はなさそうだ。

2014年は「ヴァルキューレ」が上手くいかなかった。理由は色々と考えられたが、指揮者のペトレンコにとっては最も苦労した楽劇ではないかと思う。それゆえに2015年は素晴らしい出来だと思う。再び少しいい音で聴き直すとまた違う感興が生じるかもしれない。

そのカストルフ演出に続いて今年次の演出をする筈だったヴァレンティン・シュヴァルツがシュトッツガルトで野外でヴァークナーをテーマにした舞台自由祝祭劇を行った。その報告がズルヒャーツァイトュンクに載っている。その内容に関しては、仕事が出来ない州立劇場の合唱団が練りだして戸外で歌うデモ(クラティー)プロジェクトとされているが、それ以上にこの若い演出家への関心を綴っている。

そもそもカタリーナ・ヴァクナーは女性演出家のタチアナ・グリュバカに白羽の矢を立てたようだが折り合いがつかなくて、シュヴァルツとなったようだった。女性演出家、女性指揮者の起用を狙っていたのだろう。そして今回の演出は2022年に延期されたことで、来年開催されるとすれば女性指揮者の登場となる。

インタヴューとして興味深いのは、2004年のシュリンゲンジーフ演出について語っているところで、その情報化過多の演出に対して、観念想像の扱い方としてセントラルな演出力が欠けていたとして、ある意味実務的な評価をしている。

ザルツブルク音楽祭の映画館用とツーリズム用の新トレイラーが提供されている。券が売れていないこともあり、何かが出てくると思ったが、まだこれからだろう。二つのオペラの初日の入場券が開放になって、なんと130ユーロの「エレクトラ」までが出ていた。初日は関係者がスポンサーが多いが、危ないと思って行かない人が増えているに違いない。
100 Jahre Salzburger Festspiele - Eröffnung 2020 - LIVE IM KINO (Elektra & Jedermann) | Trailer

100 Jahre Salzburger Festspiele


また最終日のベルリナーフィルハーモニカーの券が45ユーロで出ている。プログラムも小編成のピアノ協奏曲とメンデルスゾーンの交響曲一番であるから、その価値は限られているかもしれないがやはりあまり入らないという事に尽きる。

実際にそこまでに祝祭劇場でクラスターが発生していたら公演も取り止めになる。一体どこまで開催が出来るのか?一度発生すれば向こう数カ月に影響が出るだろう。

バーデンバーデンの音楽祭の九月の催し物は500人までの入場となっている。それが八月中旬に発表されて、九月中旬には年内の公演のプログラムが発表されるという二段構えになっている。夏の間の出張室内楽は別にして、国際祝祭劇場の名に恥じない催し物をすると語っている。因みに復活祭から夏の祝祭までの払い戻しに伴う寄付は三十万ユーロを超えたとされている。全体の損失の一割ぐらいになるだろうか。



参照:
一丸となってスクラム 2020-07-22 | 文化一般
ウェイティングリスト 2020-07-21 | 生活
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